尊大なことを言いますが、わたしは歌道においてはめったに人に遅れを取らないつもりでいます。
上の句や下の句だけを思いついたら、腰折れにならぬように注意を払いつつ、下の句や上の句をひねり出して、(ときに元の上の句/下の句に変更を加えながら)たいてい一つのうたに仕上げます。
しかし、他者ならどんな下の句/上の句をつけるかにすこし興味があります。
わたしはたいてい旧仮名・文語でよむのでどうしても接続が悪くなりそうですが、そこは元の上の句/下の句への多少の変更を許容することで解決できるかもしれません。
現在、「推しは多きほど良きものといふけれど」という上の句に下の句をつけて一首つくろうとしています。
どんな全容になるか、あるいは完成させるのを断念するか。
期待する向きも少ないでしょうが、トリあえず熟考します。