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長句で枕詞を用いるのはあり? なし?

5・7・5……の5の部分を短句、7の部分を長句と言います。
枕詞はほとんどが五音または四音です。
わたしの知るかぎり、万葉集をはじめとしたむかしの和歌ではもっぱら短句に枕詞を使用していました。

状況が変わったのは短歌革新運動の後のようです。
正岡子規(1867-1902)のうたにはそうしたものはほとんどないと見受けます。
しかし、近現代における最大の歌人と目されているらしい斎藤茂吉(1882-1953)のうたでは、長句での枕詞の使用が目立ちます。
茂吉は万葉調を是とし、万葉集の研究にも精を出したと聞いた記憶があります。
万葉調とは何なのかを自然考えさせられます。

わたし自身は長句での枕詞の使用には否定的です。
わたしは古い時代のひとたちの心性(=メンタリティ)に関心があり、長句で枕詞を使用する行為はそこから遠ざかることを意味するように思えるのです。

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