拙著『俳句のようなもの』が「詩・童話・その他」の週間ランキングで91位にランクインした。
100位以内だから、そのジャンルの週間ランキングの1ページ目に表示される。
いやはやかたじけない。
当時の自作品をあらためて見てみるとやはりアラが目立つものの、いまの作品がより優れているとも断言できない。
上達には時間が必要だが、時間をかけさえすれば腕が上がる保証はどこにもない。
これを機に初心に立ち返ってもよさそうである。
ここからは余談である。
さるひとが、この世には短歌型のひとと俳句型のひとがいると言っていた記憶がある。
花鳥風月にうとい都会っ子だから、季語が不要な分、俳句よりも短歌の伸びしろが不肖の身にはあるだろうか。
むかしは下の句をつくるのに苦労し、芭蕉や蕪村に傾倒している身ではあるが。
ちまたを見ると、俳句の小さなブームが去って、短歌の相対的な人気が高まりつつある気がする。