くだんの作品(「たまよみ」と読む)は漫画である。
同漫画を最後に読んだのは13巻が世に出たころ、半年ほど前のことだったかと思う。
長い空白(=ブランク)を経ており、興が乗らなかったらこれを最後にするつもりであった。
結果としては、次巻もきっと読もうと思った。
端的に言って漫画は絵である、とはわたしの持論である。
下手に歴史に名をのこすような絵画をみるより、よほど心がうるおうように思う。
ここからは余談である。
数ヶ月前まで森鴎外や太宰治の作品をいくらか読んでいたのだが取り立てて感慨をおぼえず、少なくとも当面は読む気がなくなってしまった。
わたしはもはや、古典の類をほとんど楽しめない体質になってしまったのかもしれない。