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本日より『自然地理ドラゴン』の3.5章を更新します。

本日(2020/5/10)より、『自然地理ドラゴン』の3.5章を更新します。
章題は「あなたは生き残りのドラゴンの息子に嘘をついた」です。
40話~45話の計6話分で、推敲・校正が出来次第投下していきます。間に合えば1日で章の最後まで更新する予定です。

……が、この作品は最終更新日が2019/10/4です。
誰も内容を覚えていないものと思われます。私も忘れました。
ということで、主要人物の紹介と、ここまでのお話を簡単にをまとめたいと思います。
「これ何だっけ?」「こいつ誰だっけ」となったときの参考にしていただければと思います。



■本作の世界について

大魔王が勇者一行に討伐された後の世界です。正確には19年後。
大陸の形や都市の位置については↓のドラクエ風地図を参考にしてください。
 https://img-i.akatsuki-novels.com/38674_20190827204943.jpeg
旧魔王城はグレブド・ヘルと呼ばれる大陸中央の高地にあります。
そこに人間はおらず、現在は人型モンスターの残党や各種モンスターの残党が細々と暮らしているとされています。



■登場人物

◎シドウ・グレース /ハーフドラゴンの少年
性別:男 髪:亜麻色ショート 瞳:碧眼
人間と純血ドラゴンの息子。普段は人間態だがドラゴンに変身できる。(ほかの兄弟は全員ドラゴン態が常態)
母親の方針で、10歳の頃から人里に下りて自然地理学者の元で修行。その後は冒険者として世界を回っている。変身すると服が破けるため、常に安物でダサい恰好。

◎ティア・シェフィールド /格闘系少女
性別:女 髪:黒髪ロング 瞳:黒
武闘家の元で修行をしていた。父が僧侶だったため回復魔法も使える。
酒に弱い。白のタンクトップにカンフーパンツを着用。

◎アラン・ピエトランジェリ /魔法使い
性別:男 髪:赤髪ロング 瞳:濃い碧眼
長身で美形の青年。自称『世界有数の魔法使い』で、二章でやたらシドウに絡んでいた。師匠はむかし大魔王を倒した勇者パーティの一員。
温厚な性格だが、第23話でマーシアの町長相手に突然強い口調で説教を始め、シドウを驚かせたこともある。
マーシア出発時にシドウたちと別れる。

◎ダヴィドレイ
新魔王軍と称するグループのリーダー。
大魔王を『生前の記憶・自我を保ちつつ、自分の思い通りに動くアンデッド』として蘇らせるべく、アンデット生成技術向上のための実験を進めているとの噂だが……。



■ここまでの説明(ざっと)

●序章『二人の出会い - 森の町チェスター -』
ここではシドウとティアの出会いを描きました。
二人でパーティを組んで仕事を進めていると、出るはずのない上級アンデッドに遭遇し、それを倒すためにシドウが変身。ハーフドラゴンであることが早々にバレました。

●一章『小さき魔物 - 海竜と共生する都市イストポート -』
この章では、イストポートという港湾都市が舞台でした。
この都市は大魔王討伐の影響で産業が急発展したため、排水による水質悪化を招いていました。
イストポートの沖には海竜シーサーペントが食物連鎖の頂点として君臨しており、話し合いのために港に出現します。ところが何者かの(このときは不明でしたが、のちに『新魔王軍』なるグループの犯行と判明)けしかけにより、都市側との全面抗争に突入します。
シドウは苦渋の決断で人間側の代表としてシーサーペントを倒し(翌日新魔王軍によってアンデッド化したものの、それも無事討伐)、都市側にも環境問題に取り組むことを約束させました。

●二章『追いつかない進化 - 飽食の町マーシア -』
この章の舞台は、内陸性塩湖のほとりにあるマーシアという町でした。
マーシアは魔王軍に占領されたことで逆に大農業地帯として発展することになりましたが、魔王軍解散後は食糧が余り、町民は過食による2型糖尿病に蝕まれていました。
が、実はそれは、新魔王軍と裏取引していた町長が問題を認識しながらあえて放置していたことが原因だと判明。シドウ、ティア、そしてこの章で合流したアランの三人で問題を解決します。
町長は『自我を保持したアンデッド』となって念願の足(昔に足を切断して失っていた)を手に入れますが、最期は新魔王軍のメンバーに用済みとされ処分されました。

●三章『天への挑戦 - 嵐の都ダラム -』
この章では、毎年熱帯低気圧の嵐がやってくる王都ダラムが舞台でした。
大魔王討伐の影響で大量のプー太郎魔法使いを抱えていたダラムでは、救済事業の一環として、熱帯低気圧の渦を風魔法で消す実験がおこなわれようとしていました。
しかし、実はそれも新魔王軍が大臣を買収して計画したものでした。本当の目的は魔法使いの死体を大量に調達し、『生前の魔法をそのまま使えるアンデッド』を生成する実験をおこなうことだったのです。
それをなんとか阻止したシドウとティアでしたが、新魔王軍の実験がどんどんエスカレートしていることに危機感を覚え、もう旧魔王城に乗り込んでやめさせるしかないのではないかという結論に達しました。

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