• 異世界ファンタジー

年末の挨拶とオマケの裏話4

 寒波が仕事をし過ぎて凍えるほどですね。毎年恒例の2年参りに行くのも躊躇しています。出かける方は防寒を忘れずにしましょう。
 
 連載を開始して、何とか年末まで更新を続けられました。これも、読者の皆様にハートやコメントを頂けたお陰です。ええ、合間にPCがクラッシュ×2回したせいで、データが吹き飛び、書き直しをしていた時は折れかけましたけど、何とか復旧させました。
 本当なら年末年始の連休に連続更新とかして、村編のクライマックスを盛り上げたかったのですけどね。代わりにオマケの裏話は増量しておきました。まぁ、本編は普段通りの更新をしていきます。

 本年は本作をご覧頂き、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します




 以下はオマケの裏設定です。読まなくても本編には影響無いので、暇な人だけどうぞ。



 連載開始前に没にした、女神フィーア様による裏設定解説と生態です。導入部分は追加しましたけど。

<女神様の気まぐれ解説>
 ぬくぬくとしたコタツに入り、天板にもたれ掛かってのんびりしていると、ペットの『もふもふファーリーキャット』種のファーちゃんが、私の背中をよじ登り頭に乗っかってきた。頭に程よい重さと暖かさが加わって眠くなる。
 この子は私がアニマル喫茶を経営していたころの1番人気の看板猫よ。モフモフで人に触れるのが大好きで、積極的に撫でられに行き、マフラーや帽子のようにくっ付きたがる生態をしている……私のスキルで品種魔改造したせいだけどね。可愛くて、もふもふで、防寒具にもなり、子供たちにも大人気だったなぁ。

 暖かさに包まれて、うつらうつらと幸せな時間を楽しんでいたら、突然頭の温もりが消えた。寝ぼけまなこで周囲を見回すと、対面に座る旦那にファーちゃんが強奪されていた。旦那の腕に抱かれ、撫でられるファーちゃんも、ゴロゴロと咽を鳴らして抗議の声を上げている。私も抗議を上げようと口を開けたところ、剥いたグレープフルーツが放り込まれた。

……すっぱい! 

 酸っぱさと、程よい苦味で目が冴えてきた。グレープフルーツも酸っぱくて美味しいけれど、こたつの上には甘い蜜柑もあるので「剥いて~」とお願いしたら、1枚の紙を渡された。
 あ、はい。お仕事したらですか。蜜柑とファーちゃんを人質にされ、私は渋々原稿を読み始めた。


 今回の解説はこれ!「パペット君の行動はレベルが上がると変わる?」(22話辺り)

 講義で、魔物の強さは階層数=レベルって習っていたけど、人型は特に顕著に出るわ。
 今回のパペット君は分岐路の角から警戒しただけだけど、レベルが上がると、撤退して魔物パーティー単位で待ち伏せしたり、隠れて罠を利用してきたり、魔物パーティー内で前衛後衛に分かれて役割分担して戦ったりね。
 要は人間のように頭を使った戦術を使い始めるの。

 逆に獣型の魔物は本能で戦うところがあるから、レベルが低くてもそれなりに強いけれど、レベルが上がっても魔法を使いだす程度ね。連携を取っても同種の魔物だけよ。

 え、知恵のある獣型とかいないのかって?
 もちろん期待に応えて用意しておいたわ!幻獣型よ!
 人型と獣型の良いとこ取りで、別種族でも統率して戦術指揮してくるうえ、単体でも強いわ。まぁ、幻『獣』と言っても、人型や魔法生物型なんかもいるけどね。生産に必要マナも多いから、基本的にレア限定の種族と思ってもらえればいいわ。

 他の種族やレア種の種類については、本編で出てから気が向いた時に解説するわね。


 お仕事終了! 
 口を開けて、あ~んと食べさせてもらう。蜜柑が甘くて美味しい! グレープフルーツを食べた後だから余計に甘く感じるわ。
 1個分をモグモグ食べ終わると、頭の上にファーちゃんが戻って来た。あぁ、駄目。お腹が膨れて、暖かさに包まれると、さっそく睡魔が襲ってくる。旦那が背中にブランケットを掛けてくれると、もう抗うことは出来なかった。おやすみなさい。

2件のコメント

  • 明けましておめでとうございます。
    今年も更新楽しみにしています。
  • denko11様
    レビューの方にもコメントして頂きありがとうございます。
    今年ものんびり進行ですが、お楽しみ頂けると幸いです。
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