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読んだことのない作品の感想を読んでモヤモヤし、別の読んだことのない作品の感想を読んで浄化される

 自分の好みと願望込みで作品のキャラクターを読み解いていたのかな、と反省させられることがありました。
 感想を書くときにはその点を気を付けよう、と思ったのですが、最近その「感想を書く」ということについて考えていまして。
 
 早い話、

 作者が求める「感想」というのは、どういうものなのか?

 という疑問にぶち当たっているわけです。

 「自分の作品を人に読んでもらいたい」と思える段階にいない私には、結構な難問でもあります。
 そこで、感想書きます系の企画を覗きに行きました。お手本を求めに。

 めまいがしました。

 作者が求める「感想」ってこれなのでしょうか?

 ストーリーの筋や展開について語ったうえで、この展開や心情、設定に無理がある……みたいな「意見」を欲しているのではないの……?
 そして良い点や工夫した点をほめられたいのではないの?

 混乱し始めた時、先ほどレビューを投稿したエッセイに出会いました。

 『フィンディルの感想』はとても勉強になります。気が付いたら夢中で読み進めていました。

 タイトルの通り、読んだことのない作品の感想だったにも関わらず、すごく納得できるんですよ。
 私は物語を一本の線で考えることがあるのですが、作者が引いた線のよれた部分をそっと教えてくれるような「感想」なんです。
 そして、なぜそう感じたか、言葉を尽くして丁寧に説明されています。この説得力のある説明から、作者の心に響く「特別」な感想になっているのだと思います。

 (「フィン感」感覚を自分の中にも培いたい……)

 いい「感想」と、その出会いのきっかけとなったエッセイに感謝です。

 以上、レビューに書ききれないレビューの裏側の話でした。

3件のコメント

  • このように書いていただき、とても嬉しく思いました。ありがとうございます!
  • 突然のレビュー、驚かれたと思います。失礼いたしました。
    どうしても応援エッセイを応援したくて……。
    喜んでいただけて、ほっとしています。
    ありがとうございました。
  • こちらこそ、ありがとうございました!
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