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ウェブ小説の面白さに気付いた話(今更)

最近、カクヨムで他の作者様の作品を読むようになりました。

……いえ、あえて表現を変えましょう。
つい最近まで、私は他人の書いたウェブ小説をほとんど読みませんでした。

「所詮は素人の書いた作品」
「面白い作品なんてほとんどないに違いない」

そのような先入観を持っていたというのが正直なところです。
というか、今もそれはさほど変わっていない気もします。

ではなぜそんな私がウェブ小説を読むようになったのか。
それはおそらく、私が最近のインターネットに飽き飽きしていたからです。

飽き飽きという表現は適切ではないかもしれません。
でもネットを見ていると、何か嫌な気持ちになるのです。

だってみんな、敵を探して攻撃することに必死になっているのです。
失敗した他人を攻撃して。
攻撃した人を攻撃して。
そうして誰もが疲弊していく様を、毎日のように目にするのです。

うんざりでした。
心が駄目になっていく気がしていました。

その点、ウェブ小説は違います。
そこにあるのは「表現したい」という熱量です。

「他人なんてどうでもいい」
「私の作品を見ろ!」

そのような思いがひしひしと感じられるのです。
そして、私もそのようなタイプの人間です。

直接言葉を交わす必要も、攻撃する必要もない。
ただ作品を読む。
新しい話が公開されているのを見ると、その人の努力が伝わってくる。
そうすると、自分も頑張ろうと思えてくる。
それが嬉しいのです。

今の私には、このような他者との交流の形が向いているのかもしれません。

おしまい。

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