『ふつうの軽音部』5巻、購入しました。いやー、面白い。
ただ、面白いのですが、今、繰り返し読んでるのです。40話目(5巻の1話目)がちょっと理解できないところがあって。いや、ほんと結構繰り返し読んでるのですが読み取れなくて。いよいよ感性衰えてきたかな……。まあ、トータルとしては話を理解できているから楽しめてるので良いのですけどね。
さて、枕話はこの辺にして。最近この小説を読んでるのですよ。今の時点で週間ランキング2位の小説です。
たった一人で前線を止めていた俺に「役立たずが」だって? もういい。俺は好き勝手に生きて可愛い嫁を探す旅に出させてもらう。~今度は敵国で英雄となって祖国に牙を剥きます~
https://kakuyomu.jp/works/16818093090526914133 楽しんで読ませて貰っていますが、今回は内容の話はしません。では何か? この小説、12話からですかね? 文末にその回で起きてる事を箇条書きでまとめてるんですよ。その回で起きた事だけでなく、他のエピソードでの出来事も同じ時間帯であれば全て。これを見て私は思いました。
アリやな
いえ、野暮は野暮なんですよ。でも圧倒的に分かりやすいんですよ。色んなトコロで読解力不足が言われてる昨今です。だからなろう系の話は単純で分かりやすく、1話が短くなっていると言われてます。……と言われてた気がします。ちょっとリソースがハッキリしてないので私の印象で今話してますが。
で、そのふーんわりした私の印象では複雑な小説は読まれにくい。なぜなら分からないから。分からないから面白いかも分からない。分かり易ければ面白いかすぐ分かる。
読者の読解力が落ちてるのなら、その落ちた分更に分かりやすい単純な話にするのも一つの解です。それでも複雑な事をしたいなら。読者を補助する工夫をする。
話を読む。雰囲気を掴む。→でも結局どうなったん?→箇条書きを確認→そうだったんやー→ここまでの出来事を把握・整理した上で次の話ー。
実際参考書などでは大事な所は色がついて、最後にまとめがあるのはよく見かけます。この方式、話の理解度をすぐに答え合わせできるという意味ではよいやり方なのです。
他になんかできる工夫ってありますかね? あとは自分の書いた小説の解説回を書くぐらいしか思いつかないですけど。これはこういう意図で書いてます、この表現は依然起きたこの出来事に引っ掛けてます、みたいなのを作者が説明するというのを設ける。ただ、わざわざそこまでして読みたいという人がいるかどうかが怪しいところ。解説回を読む人はその時点で内容理解して面白がってる人で、解説回を読んで欲しい相手ではないですものね。
でも正直、「ガンダム」や「攻殻機動隊」は岡田斗司夫の解説動画を観てなかったらただカッケーだけで終わってたハズなので誰かの解説は、必要ですし需要はあるハズなんですよ。
夢中で読んでたら、面白かった上になんか読解力も上がったー、みたいな小説が書けたら良いのですが、面白い話を書くので手いっぱい(書けてもないし)。
まあ、分かりやすくする工夫ができる余地があるなら、するのはアリですよねー、とそんな思った次第ですっていう話です。