優秀なおねショタな文献を探し求めていたのですが、大好きな森見登美彦さんの大好きな『ペンギン・ハイウェイ』の存在を何故か失念してました。たぶん一番好きな森見さんの作品で、一番好きなおねショタの話なのです。
昨年12月は3作品おねショタを書きました。
【新作2万文字以内】12月生まれの私のためにおねショタ新作を書いてください(~12/31)【ルールを守ってね】
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093089548516046 祐里さんの自主企画向けに三本書きました。で、12月ずっとおねショタについて考えてた訳ですが(というか実際には10月の近況ノート「おねショタについて」からずっと考えてましたが)、結局シンプルなおねショタの魅力ってギャップ萌えなワケでありますよ。
頼りになる→年上、男子
庇護欲をそそる→年下、女子
のボタンのかけ違いにより、どっちつかずな状態でして。
男子なのに背伸びする、女子なのに弱音を見せる、男子なのに可愛い、女子なのに頼れる、というちょっとしたチグハグした感じが出るワケです。そのギャップが魅力なんだと私は解釈しました。
もちろん同世代や、年上男子年下女子のカップリングでもある事なんですが、露骨に表に出てきやすいのが年下男子年上女子のカップリング。他にもアレコレあるのですがね、シンプルにはそう。
で、3作書いて分かったのですが、実はこれ、書きやすい。
設定としてなら、同世代や年上男子年下女子の方がすんなり受け入れられると思います。けれど恋愛を主軸として書く場合、ドラマを作るためには同世代、年上男子年下女子はすんなり受け止められてしまう分、ドラマを生むのにちょっと手間が入ります。ところが年下男子年上女子だと、それ自体を問題として扱えるためドラマにしやすいのです。
そして、年下男子が背伸びしてる感じ、年上女子が甘えてる感じ気を許してる感じ、だけでも魅せれるため、見栄えがあるシーンも比較的用意しやすい。
もちろん、より高度な内容を求めるならアレコレ工夫が必要だと思うのですが、恋愛モノは不慣れな方でしたら年下男子年上女子というおねショタものはオススメするのです。
世の中によりたくさんのおねショタで溢れるように誘導してる訳ではないことを一応ココで釈明しておきたいと思います。
いやぁー。おねショタって、本当に、善いものですね。それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。