どうも、こけばしです。
第27回「電撃小説大賞」への挑戦結果について改めてご報告させていただきます。
<二次選考落ち>
「中学生でもできる!はじめてのVR悪の首領」
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054890265442<一次選考落ち>
「吾輩は異世界転生した猫である」
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054892574466「お嬢様、未来のビジネスマンに「宅検」は必須資格ですよ!」
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054887662618というわけで、残念ながら最高位が二次選考落ちという結果になりました。
口惜しい気持ちももちろんあるのですけれど、いろいろと作品を振り返って試行錯誤する良い機会になったかと思います。正直、こけばしさんは一次選考結果発表の時点でまったく逆の結果を予想(期待?)していました。その時点で、選考側とのギャップがあったこともあり、二次予選は通過しないだろうと確信(あきらめ、ではないです)していました。ですので、そこまでのショックはありませんでした。
まあ考えてもみますと、どちらも難しい作品なのですよね…。
「お嬢様、未来のビジネスマンに「宅検」は必須資格ですよ!」に関しては、もし書籍化する段になると、話中に登場するアニメやマンガ、ライトノベルやゲームなどの関係各所への許諾をいただかなくてはならなくなるはずです。評論文のように「出典」を明かにすればいい、というレベルの話ではないので、内容に齟齬がないか、正確な情報であるかの確認を取らなければならなくなるはずです。
でもねえ……作者からしますと、いかに未来へ、後世へ正しいオタク・カルチャーを伝えるか、がテーマの一つにもなっているので、そこをもじったりパロディ化しては全てが無意味になってしまうのですよね。押切蓮介先生のマンガ「ハイスコア・ガール」でも似たような問題はありましたが、よほど編集さんなり出版社さんなりが猛プッシュしてくれないと、日の目を見ることは無理でしょうね(そもそもしれくれないだろjk)。
また「吾輩は異世界転生した猫である」については、こけばしさん自身はかの文豪・夏目漱石先生作の「吾輩は猫である」のパロディでありオマージュであると捉えて書いた作品ですが、表面だけ、上澄みだけを見てしまうと単なる「パクり」と言われてしまうこともあると思います。確かに原文からの引用もしていますけれど、その原文を理解した上でお読みいただければ、「ああ、あの部分をこういう風にもじってパロディ化したんだな」と大爆笑……は無理でも、くすり、としていただけるポイントが満載になっています。
良くご感想の中で「原作は著作権が切れているので云々」というくだりをいただくのですが、そこはあまり意識してはいません。むしろ、いかにIF分岐でつながった話として、現代の「異世界ブーム」を受けて漱石先生ならどう書くだろう?と糞真面目に追及して忠実に再現したものなので、ぶっちゃけ何か賞をいただいても夏目先生に栄誉を与えていただきたいとまで思っています(注:賞金やお仕事は欲しいです!)。そもそもパクりではないでしょうけれど、原文は三島由紀夫や数多くの作家がパロディ化して一大ブームになったそうですから、
意外と、辻真先先生やら小松左京先生あたりが書いていたとしたら、ポロッとヒットしたりして。
なんて妄想をしてみたりしています。
てなわけで、こけばしを代表する3作品が帰ってまいりました!
日頃よりご愛読いただいている方々にはおひさしぶりー!というカンジで何卒よろしくお願い申し上げます。
では、またいずれ。