自分勝手な感想だから、ご本人様には決して言えないこのコーナー。
カクヨムコン3参加作をちょこっと読んで思ったことなど。
とりあえず今はどの作品を読めば良いのか分からないから、前に長編を読んで面白いと思った作家さんを中心に読んでいます。
『あのドラゴン、差押えます~県税職員のおっさんが異世界で税金取立~/作者 猶(ゆう)さん』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884188435)
あらすじは「誤召喚によって突如、転移させられた異世界。そこで県税職員サクマは前職のスキルを活かして税金徴税官詰所の一員として働くことになる。」物語。
とても面白いです。
払わない奴は物理と武力で制圧。払えない奴は、強制労働。初夜税滞納? とまぁ次から次へと仕事が降ってくるのですが、どれも起承転結がしっかりとしているので読みやすいです。
気になる所があるとしたら、タイトルが『あのドラゴン、差し押さえます』なので、もうちょっとドラゴンが読みたいかな。
でも、第四章からワイバーンの攻撃なども出てきて、まだまだこれから! というような勢いも感じますので、今後の更新を楽しみにしています。
『英雄代理の小市民/作者 及川シノンさん』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884099381)
こちらの物語はあらすじに「王道直球熱血異世界ファンタジー」と書いてある通り、展開がわかっていても盛りあがります。
でも、王道は物語の方向性も見えてくるので、最後まで読ませるのはとても難しい。
だから、こちらの物語にはかなりの技術力が詰め込まれています。
文章に無駄がないから、1話あたりの文字数が多くてもまったく気にならないし、会話の使い方がとても巧い。
E☆エブリスタ電子書籍大賞を受賞してデビューした作家さんだから、巧いのは当たり前なのかもしれませんが……。
『都庁上空の世界樹は今日も元気なようです。/作者 村雲唯円さん』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884487981)
「精霊たちの活動が活発な東京都に住む高校生『佐倉英雄(さぐら・えいゆう)』は、不可視の存在である精霊を視認することが出来る『精霊使い』の末裔。しかし彼は、過去のある出来事がきっかけで自身が精霊使いであることをひた隠して生きていた。そんな彼が高校二年生となったある春の日、彼の日常はひとりの少女と出会ったことで転機を迎えることになる。」物語。
『戦慄のレヴァンテイン』(
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154922473)と違って、よりラベノを意識したように感じました。
星の数も三桁を超えて、レビューも応援の数もすごいです。
でも、ごめんなさい。
傍点の多さがとても気になります。
これは江田の個人的な意見なので聞き流していただけると助かりますが、傍点はその語句に注意を向けさせるためのものだと思っているので、あんなにも多いと読みにくく感じます。
傍点に頼らずに、文章で魅せてほしいと思いました。
とはいえ、物語はまだはじまったばかり。
主人公と真姫の関係もすごく気になるので、続きを楽しみにしています。
『ダイシャライダー! <Hand Truck Riders>/作者 麓清さん』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884173985)
ダイシャライダーってなんだ? これが読む切っ掛けでした。
あらすじは「来道(らいどう)駿(しゅん)は入学した高校で、虹色の高校生活に憧れていた。
しかし、彼の毎日は無色透明、なんのドラマティックな展開もないまま過ぎ去っていく。
そんなある日の下校途中、シュンはオレンジ色のツナギを着た謎の男たちに出会う。
その出会いから、彼らとともに世界の頂点とやらを目指すという、嘘か本当かわからないトンデモ高校生活が始まった。」
出だしがちょっと普通過ぎるのでも物足りなく感じましたが、タグに「コメディ」とあるように、主人公にはとんでもない出来事が次々と起こって、面白いです。
美少女が……あれっ? みたいなw
台車のレースとか知らないことが多いので、もうちょっと勉強してからまた読んでいきます。
次は『リリウス☆セレナーデ/鉄機 装撃郎さん』を読んでいく予定ですが、自薦・他薦も受付中。
好みにあわなければ途中で読むのをやめたり、ここでゴチャゴチャ書くかもしれませんが……。