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『ティアドロップ;オンステージ』完結。あとがきと、今後についての話

 作者のだいこんです。
 作品のページにあとがきを載せるのは余韻を邪魔してしまうような気がしたので、近況ノートにて綴らせて頂きました。さっそくですが、あとがきに入ります。

 『ティアドロップ;オンステージ』という作品を書く以前、私はいくつかの作品を未完、あるいは中途半端な形で終わらせてしまっています。
 設定とも呼べない想像の欠片だけが山のように積み重なり、物語という形になったのはその中でもほんの少しです。そしてそれらすらも上手に形に出来ないまま、筆が鈍って止まってしまうという事が今までに何度かありました。

 おこがましい話ですが、本作『ティアドロップ;オンステージ』は、そんな自分への挑戦を含んだ作品でもありました。
 だからこそ自分の好きなものや興味がある事柄、趣味嗜好性癖などを、大根おろしにかけるかの如くすり下ろしてすり下ろして、自分なりの形に仕上げました。すると、どうでしょう。
 キャラクターには今までにないほどの愛着が湧き、常に重たい筆はほんの少し軽くなりました。さらには今までもらえなかったコメントやレビューまで頂けて、今思い返してもちょっと信じられないくらいの幸運が起きました。もちろん小説のフォローも嬉しかったです。

 キャラクター一人ひとりが今では自分の子供のようで、この物語を終わらせたくなくて胸が締め付けられるような思いをしたのも、苦しかったけどありがたくて。月並みな感想になりますが、読者の方々の応援があったからこそ私は完結まで書き切ることが出来たのだと思います。

 何度でもお礼を言います。最後まで瑠稀達の物語を見守っていただき、本当にありがとうございました。彼女たちの物語が読者の方々、そして今後本作をご覧になる方々の心を揺さぶれるのであれば、それに勝る喜びはありません。



 あとがきはここまで。
 ここからは、今後についての話になります。



 まず本作、『ティアドロップ;オンステージ』の外伝となるエピソードを来年、3月前後を目途に公開致します。舞台は本編終了後の異世界で、本作品の主人公である氷見坂瑠稀とは別の、既存のとあるキャラクターが主人公を務めます。

 全体を通して本編とは毛色の違うストーリーになる予定ですので、『ティアドロップ;オンステージ』のタイトルは引き継ぎますが、こちらの作品は新規作品として投稿したいと考えています。
 具体的な公開時期に関してはまだ未定ですが、作業の進捗などはX(旧Twitter)や近況ノートなどで報告していく予定ですので、気になる方はフォローおよびチェックして頂けたら幸いです。

 外伝のボリュームに関してですが、約12~15話程度、字数約10万~12万字前後を目安に書けたらなと思っています。あくまで現時点ではですが、まずはこの目安を目標に頑張ります。

 ただ、年内は本作の気になった部分の推敲に時間を費やすと思います。
 カクヨムコンに応募したので、納得のいく形に作品を仕上げたいというのが大きな理由の一つですね。この作業は12月中旬から下旬を目途に終わらせ、それから外伝の執筆に着手したいと考えています。



 最後に、外伝を書き終わった後の事も少しだけ。
 なんとなくですが、書きたい作品が二つほどあります。

 一つ目は異世界に転移した少年が、異世界で出会った少女のある願いを叶える為に、嫌々ながらも奔走するお話。
 二つ目はティアドロップ;オンステージと少し似ていますが、異世界に転移した出身も所属ユニットもバラバラなアイドル達が集まり、アイドル活動をしたり人間ドラマを織り成しながら、自分たちの葛藤に向き合うお話。

 まだ具体的にどちらを書くかは決めていません。設定もぼんやりとしか浮かんでいませんが、異世界×アイドルの作品をあまり見たことが無いのでこのジャンルで頑張りたいなぁという気持ちが多少あります。

 長くなりましたが改めて、本作を最後までご覧頂き本当にありがとうございました。少し早いですがまた来年、会いましょう。

4件のコメント

  • 完結お疲れ様でした!
  • 完結お疲れ様でした^_^
    これからも読ませていただきます。
  • これだけ美麗なセンスをもった方のペンネームが、ともすれば野暮ったい(例えば大根役者)とも受け取れる様な理由をいつか聞きたくて、でも聞けませんでした。
    それが今回の吐露で分かった様な気がします。
    (また誤解釈でなければと思いつつ……)
    今後も頑張って下さい!
  •  大将様、労いのお言葉ありがとうございます。


     アマノヤワラ様、労いのお言葉ありがとうございます。今後もご覧いただけると聞けて嬉しいです。ご自分のペースで読み進めて頂けたら幸いです。


     深宙 啓 様、コメントありがとうございます。ペンネームに関する考察は初めて頂いたので、私としては嬉しいやら恥ずかしいやらの気持ちでいっぱいです(笑)
     興を削いでしまうようなお返事で恐縮ですが、ペンネームに関してはぱっと頭に思い浮かんだ単語をそのまま採用した次第でございます。しいて他にも挙げるなら、その時はちょうどおでんのだいこんを食べていたからでしょうか。
     ただ深宙 啓 様がおっしゃる通り、ペンネームの野暮ったさと自分のこれまでとを照らし合わせると、なんともいえないしっくり感がありますね。

     今後とも精進して参ります。深宙 啓 様の執筆活動も影ながら応援しております。お体にお気をつけて。
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