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〇月◇日

寒い冬もようやく明けてきた。都心は冬なんて忘れて夏への準備を始めているのだろうか。
自宅の庭にあった雪も無くなり雑草がぐんぐん伸びていた。母が草取りをしなければいけないと嘆いていた。聞いてもないのに自慢話をひけらかしていた上司に似ている。こちらは愛想笑いをしながら自身の酒を呑むことしか出来ないというのにそんなことお構い無しなあの淀んだ雰囲気を思い出す。
同じような曇りの今日、私は衣替えをした。

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