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【創作ノート】「馬小屋ねる子は石の中にいる」の創作ノート①

細茅ゆきです。

ご存知の通り、この小説はウィザードリィという古典RPGをベースにして書いてます。

私は以前書いた長編「竜殺しの独女とニセモノの娘」でもそうでしたけど、今ではレトロゲームと呼ばれるゲームが大好きです(今のゲームも好きですが)。
なお、「竜殺しの熟女」はその名の通り、ドラゴンスレイヤーシリーズをベースに現代劇に翻案したものです。興味があったら読んでください(宣伝)。

竜殺しの独女とニセモノの娘
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882232702

さて、今回ウィザードリィをベースにした小説を書こうと思ったのは、Steamで「ウィザードリィ 五つの試練」が発売され、弟が同ゲームに同梱されるシナリオエディタでゲームを作りたいと言ったためです。

五つの試練は紆余曲折と何度かの発売延期を繰り返した後、無事に発売されたのですが、弟が楽しみにしていたエディタは後日実装ということで、残念ながら新シナリオを作ることはまだできない…という状態になってしまいました。

その頃、私は若年性認知症を患い、失意の日々を送ってました。

そんな中、弟にシナリオエディタで作るシナリオのプロットで小説書いてみないかと誘われたのが、執筆のきっかけでした。

病気で仕事もできなし、やることないし、でもやることないから一日無為に過ぎていくのだし…とおもったら、少しは自分の人生前向きにする意味でも、小説書くのは悪くないと思ったのです。

表題の「馬小屋ねる子」ちゃんは、個人Vtuberで、レトロゲームを中心にプレイしている子です。弟の友達で、シナリオ作る時もノリでねる子ちゃんを主人公にするとか言ったらしく、結果、こんなプロットになったという話です。

そんなわけで、本作を書くことになりました。

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ところで、カクヨムを見てみると、多いですね、ウィザードリィ風小説。

だから、弟のプロットに肉付けして、単なる迷宮探索RPG風小説にしたら埋もれちゃうなぁーと思いました。

なので、少し私が好きな歴史や地理のエッセンスを加え、普通のダンジョンものにはないテイストの作品にしあげようと考えました。

舞台のブリンガルはブルガリア、300年前に攻めてきたというゴジャール帝国はモンゴル帝国、南の、オデンの人生を狂わせた七年戦争で戦った南の帝国コンスクラードは東ローマ帝国、オストラコン帝国はオスマン=トルコといった具合です。そしてムステラと呼ばれる東の地域は、元々キエルフ=キエフ、つまりウクライナのことですね。最近大変なことになってますね。早くバカな戦争が終わることを願うばかりです。

時代はねる子ちゃん編を見ても分かる通り、1500年代前半をイメージしています。ねる子ちゃんが旅立った日本は戦国時代前期で、馬小屋一門が匿った三好長慶が家督を継ぎ…といった頃です。この三好長慶が松永久秀と共に将軍を弑逆したりいろんなことをするわけですが、それは後の話。

ねる子ちゃんが阿波の出身なのは、彼女が徳島出身だからです。そのままですね。
馬小屋一門が鳴門山に居を構えているのは、漫画のNARUTOからきてます(笑)

ちなみに私は、一度も徳島に行ったことがありません。全部ネットの情報と観光ガイドを見て書いてます。

そうそう、本作の主人公の一人である、馬小屋ねる子ちゃんについても書きましょう。
馬小屋ねる子ちゃんは個人Vtuberで、レトロゲームを中心にプレイ実況している子です。弟の友達で、シナリオ作る時もノリでねる子ちゃんを主人公にするとか言ったらしく、こんなプロットになったという話です。

私は小説を書きまで馬小屋ねる子ちゃんを知らなかったのですが(そもそもゲーム実況をあまり見なかったので…)、真摯にレトロゲームを遊んでるかわいい子です。みなさんも見てあげてくださいね。

馬小屋ねる子レトロゲームCh.
https://www.youtube.com/c/neruko

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さて、カクヨムやなろうでは一人称の小説が多いですよね。
でも、私はこの作品を多人数視点の物語として編みたかったので、三人称にこだわりました。
最近では一人称でも「○○目線」と切り替えるものがありますが、私はあれが好きではありません。一人称は、主人公一人の体験を描くべきものだと思いますので。
文学部卒として、ここだけは譲れませんでした。古臭い考えかもしれませんが、生暖かく水面ってくれると幸いです。

あともう一つの理由としては、私がハマってた時代のライトノベル(1980年代)は、三人称が多かったのです。
最近は全然ラノベ読まなくなったので、ラノベ=一人称というのがどうもピンとこなくて、古臭い三人称のまま書いているというのが本音です。

というわけで、本作は三人称を貫きます。
もしかしたら、最終回だけ「手紙」という形で、一人称になるかもしれませんが。

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最後に。ニノの「デッテ」という種族については、お気づきの通りホビットが版権の問題で使えないため、オリジナルの名前にしたってところです。我ながら、いいネーミングだと思いますが、どうでしょ?

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最後の最後に。
私の弟が、東京都北区にレトロゲームおでん屋、その名も「電脳おでん村正」というお店を作ろうと企画しています。
名前の通り、ウィザードリィに重点をおいたお店になりそうですが、どうなるかはよくわかりません。

公式サイトもありますので、ぜひ、遊びにきてくださいね。
https://www.muramasa.tokyo/


最後の画像は、馬小屋ねる子ちゃんと、生誕の地阿波鳴門の渦潮です。

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