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『字句の海に沈む』あとがき


 香鳴裕人さん主催の「同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』」に参加させていただきました。

 同題異話SR -June- (https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054889808723


 中国には『辞海』『大辞海』という有名な辞書があるのですが、文字や言葉の世界を広い海になぞらえたそのセンスに、当時学生だった私はとても感動しました。時代とともに無限に広がる言葉、悠久の流れの中で絶えず変化してきた文字の数々……、それらは、先の見えない果てしない海原、底の見えない奥深い海溝を想起させてくれました。

 『字句の海』というお題を見て、当時の思い出がフラッシュバックし、すぐさまパソコンの前に座りましたが……、舞台が図書館や古本屋のエピソードを書いても広がらないだろうと思い、まさにいま自分が没頭しているWebの世界を書いてみようと思い立ちました(Webの世界も『ネットサーフィン』というくらいですから、大海と言えば大海ですよね)。

 Web小説を書いている男子高校生と、その様子を冷ややかな目で見る、もう一人の男子高校生の会話劇を描いてみました。
 
 最後まで読んだ後に、キャッチコピーを読み返してみてください。
 きっと読後感が違うと思います。

 お暇なときにでも。



白地



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