白地トオル

　ある日、桐野千早は友人から「自分の名前が嫌い」という大胆な悩みを打ち明けられる。千早はその悩みを解決しようと手立てを考えるも、現在の法律では改名が難しいという壁に直面してしまう…

　小さな旅行会社の企画部に勤務するアラサーOL・白居美佳（しろい-みか）は前代未聞の体験型旅行〝マジカル・ジャーニー〟を企画する。この旅行の参加者は杖を一振りすると「魔法」が使え…

キリトリセンに沿って、チョキチョキと……。 ※本作は香鳴裕人さん主催の同題異話SR -Aug.- 『一夜のキリトリセン』参加作品です。

誰に読まれているか分からない、ウェブの世界だから。 ※本作は香鳴裕人さん主催の同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』参加作品です。

　鶴来家の長女、鶴来千代（つるぎ-ちよ）は手書きの文字を読むと、誰が書いたかを当てられる不思議な特技を持っていた。曽祖父が残した「文字は心を映し、言葉に力は宿る」という至言。千代…

また、あの娘を重ねる。 ※本作は夢月七海さん主催の自主企画『同題異話・三月号「また会いに来たよ」』参加作品です。

※夢月七海さん主催『同題異話・二月号　それでもこの冷えた手が』参加作品です。

「「生きててよかった」」 ※本作は夢月七海さん主催『同題異話・十二月号　星流夜』参加作品です。

事故死した妹を助けるために、僕は何度も『図書館暮らし』を繰り返す。 ※夢月七海さん主催『同題異話・十一月号　図書館暮らし。』参加作品です。

モンスターと化したカノジョを、受け入れられない。 ※夢月七海さん主催の自主企画「同題異話・十月号　モンスターへ乾杯！」参加作品です。

さいわいなことり、一命をとりとめました。 ※本作は「同題異話・九月号　さいわいなことり」参加作品です。

火花を散らせ。闘志を燃やせ。それがあなたの生きる術。 ※本作は自主企画「同題異話・八月号　火花を刹那散らせ」参加作品です。

これは心配性の蛇尾さんがお送りする、 気になることをとことん突き詰めた人間劇です。 日常は「異常」でありふれている―——。

さざ波が立っている。それだけでこの世界が美しいと思える。 ※自主企画「同題異話・七月号　コップの中の漣」参加作品です。

「思い出」は飴玉のように溶けて無くなる、甘い記憶。「思い出」のままにしておければ、幸せだったのに。 ※自主企画「同題異話・六月号　飴と傘」参加作品です。

　芸能マネージャー佐伯（さえき）は、担当するタレントが必ずブレイクし一瞬にして芸能界から姿を消すため、業界で『花火師』の異名を取っていた。そんな佐伯の元に、新しく担当となる浪川美…

※本作品は自主企画「間違いやすい日本語を題材にした短編」用に書き下ろしたものです。