ノベル。作者を登場させてみるのはどうだろう。つまり、自分を登場。そして小説の枠を拡張させる。書いている自分を書くということ。
書いている主体をノベルの中に入れるということは、逆に小説の中で「書く」ことが裏っ返る。
それから小説の中でささやかな願望が成就できる。ふふ。多分、記憶をベースにノベルを書くことは、無意識に願望が入り込んで物語が「楽しく」なる。
例えば、いやな出来事を小説に書いていると、そのいやなことをやってくれた人間が小説の中でかなり悲惨なことになっていく。ノベルリベンジなんだけど、その逆もありなわけで。
その手っ取り早いやり方が、その「小説」を書く作者を小説に登場させて、しかも「その小説」を書かせる。すると小説の構造が多層化する。これも狙いだけど。
メタフィクションも時間軸で構築すればタイムトリップの物語にもなっていく。