創作の世界よりもリアルな現実の世界に圧倒される。今起きている記録的大雨の惨事である。
実家の安否が気になって連絡を取る。
「夜勤で土嚢を積んだ」
大雨で冠水、勤務先の病院が断水したという。
災害では海や川そして山野、崖などの辺境辺鄙な場所は救援隊もなかなか即時対応は難しい。
「避難勧告出てるけどどうなの?」
「今、出て行ったらそれこそ危険だから」
警報を発令したってどこに行けというのか。
それこそ自己責任だけど、自分の命は、自分で守るしかない。
危険な場所に住まないことでしかないということ。
この雨は誰のせいでもない、けど。