我が阿呆列車は今何処。読者を自分の発車させる「時空列車」に乗せて自在の気分、自在の筆で文章を書く。阿呆列車はノベルの運行性なんだね。
自由な徒然の文意である。
以前、北海道へ連続して夏休み出かけた。七泊八日くらい。東京から行くにはワイド周遊券が便利だった。一ヶ月間特急自由席乗り放題。これで自由な気ままなしかもアウトドアの北海道ツアーができた。
三回行った我が夏休み北海道アウトドアーツアー。旅の成果は何年か後にノベルとして花開こうとしている。
人間は何故旅に憧れるのか。人間が生きているからだ。生きるとはある時点からある時点へ移動する時間的しかも空間的な移動性である。あくまでも自分という存在性、その創造的主体が「旅」する。しかも自分という場所、自分という時間を旅する。
だから人は未知なる場所へ旅することで自分を同時に旅している。