• ラブコメ
  • 恋愛

楽しい執筆、楽しい読書。

多分、読まないと書けない。これはどこかの小説ハウツーとかではなく経験的なものだと思うけど。

小説を読んでそのゾーンに入り込んで小説脳がフル稼働するときって、快楽エクスタシーになる。作中人物に感情移入してワクワクドキドキするよね。気がついたら電車乗り越したり、朝が明けたり。それって音楽を聴いてスイングしたり乗り乗りになってるのと同じかも知れない。

そう言えば、ロベルト.ボラーニョの「2666」を読んで普通とは破格に違う異次元の読書体験をした。その時、猛烈に小説が書きたくなった。遺作というか手塚治虫の「グリンゴ」みたいに未完だったのを他者が書き足して完成させた単行本だけの8000円する小説だけど。

作家の保坂和志も「寓話」という小島信夫の小説を解説していて「凄く小説を書きたくなった」という。

いい小説には読者を読みから書きへ誘う力があるんだね。書くって読むことでもあるわけだから。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する