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短歌20首連作『雨、時々』

へいへい。一応、常陸乃なりに解説しようと思って、近況ノートをば。
https://kakuyomu.jp/works/16818093078145882986

・今回の20首について
自分の環境、周りの人間、お先真っ暗なこの国に居ることに嫌気がさし、一念発起した青年が、海外へ留学するぞ! という物語を描いています(雨を添えて)。

・1
【窓を開け 湿るそよぎに 踊る湯気 心静まる 風とピラジン】
窓を開けたら、コーヒーの湯気がゆらゆらしてる感じです。
ピラジンは、コーヒーに含まれるピラジン類のこと。
チョコレートの風味とか、あとは色々なフレーバーです。
美味しい。

・3
【学ばない 向上も無い その社内 不安の雨は 今日もやまない】
『ない』で韻を踏んでみました。

・7
【いちいちと 文句の雨は いっちょまえ 一晩飲んで 一念発起】
『いち』がミソだよ。旧友の文句は、聞いててホントに不快です。

・13
【ウェブ作家 イイネを欲す 振舞は 水路で澱む 雨水のごとく】
意味のない読み合いで評価を求め、有名になって人気が欲しいとか思ってる作家は、結局そこで終わります。しょせん類友。
本当に大事なのは、ちゃんと読んでくださる方です。

・15
【この国の 不安を流す マスメディア 高龗神 すべてを流して…】
高龗神(たかおかみのかみ)は雨の神様。
この国を洗い流して欲しいという願望で、神頼み。
まあ、神様なんて居ませんけどね。

・16
【日本円 雨粒のごとく 地へと落つ 持つか持たぬか ババの引き合い】
ババ抜きのジョーカー。つまり、日本のお札のことです。
しかもキャッシュレス時代に新札作るとか、馬鹿すぎて草も生えない。

・17
【『Rainfall』 RとLの 発音が 手に負えずとも 夢見る『World』】
レインフォールは降水。ワールドは世界。どっちも、RとLが入ってるのよね。

・20
【いつれいにん ばたむるっきん ふぉわーどとぅ みぃてぃんぎゅー いんばんくーばー】
(It's raining, but I'm looking forward to meeting you in Vancouver.)
(雨が降ってるけど、バンクーバーで会うのを楽しみにしてます。)

いくら短歌が自由とはいえ、これはダメなんじゃないかと思いつつ、そのまま投稿する常陸乃は頭の中がバンクーバー。

こんな感じで久々の投稿でしたが、常陸乃は相変わらず常陸乃です(?)。
では、また!

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