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「瑠璃物語」が商業デビューしました! 書籍「音魂よ、舞い上がれ!」のご紹介

「瑠璃物語」が本になりました。タイトルは「音魂よ、舞い上がれ!」で、アセンド・ラピスから2月25日発売いたします。1巻は、春編の前半、岩戸開きまでです。
 全六巻予定のシリーズで、今回の本は第一巻です。
 以後、第二巻は、神代の国譲りから卑弥呼、ヤマトタケルまで、第三巻は聖徳太子の飛鳥仏教、第四巻は空海の平安仏教、第五巻は幕末維新、第六巻は第二次世界大戦を舞台とし、神楽瑠璃がサックスを吹いてタイムワープして、日本の歴史を鳥瞰します。順次、刊行していく予定です。発売に伴いまして、「瑠璃物語」の投稿を終了いたしました。以後の刊もお楽しみに、お待ちください。

出版社:アセンド・ラピス
音魂よ、舞い上がれ! ① 天宇受売ノ命の岩戸開きフェス編
ISBN 978-4-909489-02-9
カテゴリー:文芸書(SF小説)
著者:橋口武史
発行予定:2019年2月

日本人のDNAが起動する、ヒーロー素戔嗚の貴種漂流譚!
 女子高生サクソフォニスト・瑠璃は、ある事情で奇魂(くしみたま)の大部分が欠けており、優れた演奏技術を持ってはいるが音に魂を込めることができない。原爆犠牲者を癒す演奏をするためには、どうにかして失われた魂を取り戻すしかない。そこで巫女である叔母の仁美から教えを受けながらパワースポットを旅し、「魂振り」(サックス演奏による神楽)を奉納して奇魂を探そうとする。だがこの旅は出雲の神々によって計画されたものだった。
 出雲で覚醒した瑠璃は、変性意識で神代の世界にワープし、過去の時代に人間として生きていた神話の神々にインスピレーションを与え、国家存亡の危機を救う。目に見えない幽世の世界で神代と現代が錯綜しながら展開する、スピリチュアルな古事記ファンタジー。

あらすじ
 広島の慰霊祭に参加するため、父の故郷の出雲へと旅立った高校一年生の神楽瑠璃。八月六日の慰霊祭まであと一週間、サックスプレイヤーの瑠璃は、広島で行う予定の魂を癒す演奏を磨くために、天宇受売神社の巫女の伯母の仁美と共に、出雲各地のパワースポットを廻る。音楽と出雲グルメを供にして──。
 最初に訪れた須佐神社で参拝した瑠璃の碧眼に、素戔嗚ノ命の姿が飛び込んできた。命に請われて境内で演奏を始めると、たちまち瑠璃の意識は神代へと飛んでいった。神代での壮大なドラマを体験し、戻ってくると、神社に天の御柱が立ち、浮かばれぬ魂たちが救われていった。そこから瑠璃の旅は、日本の歴史を次々と紐解いていく。ヒヒイロカネ製のソプラノサックスを手にし、三種の神器に秘められた天照コードを追いかけて、天宇受売ノ命が転生した少女の時空を超えた魂の冒険旅行が始まる。

【目次】

第一番 黄泉比良坂(よもつひらさか) プロローグ
第二番 須佐神社 三貴子アンサンブル ~天照と素戔嗚と月読~
第三番 須我神社 素戔嗚の八岐大蛇討伐
第四番 八重垣神社 根ノ国へ 黄泉仙人との死闘
第五番 玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ) 比呂司から貰った勾玉
第六番 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ) ソプラノサックスと天宇受売ノ命
あとがきにかえて

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