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【続報】安心してください、出版しませんよ……えっ?

 引き続き頑張ります、というお話です。

 一昨日、こちらのノートのほうで僕の『恋するグラフィティ』の書籍化の可能性がある、という話をしました。そして本日そのお手紙をくれた編集者の方にコンタクトを取りました。

 僕の主観かもしれないけど、編集者の人って結構癖のある喋り方をする人が多い気がします。といっても、僕が実際にお話した編集者さんはまだ2名だけだけど(もうお一方はメールでやりとりするだけだった)。
 そんなわけで、お手紙をくれた編集者さんの話を聞きました。

 編集者さん曰く、僕の『恋するグラフィティ』に関してコンテストの審査員の方々が口を揃えて「心に残る作品だった」と言っていたようです(落ちたんだけどね)。
 そして、そこまで言うならと、その編集者さんも『恋するグラフィティ』を読んでみると、同じような感想を持ったようです。とくにエピローグの『彼女への想いを、雪の絵に封じ込めた』というフレーズがこの作品をまさに象徴しているようで素晴らしかった、とおっしゃっていただきました。

 ありがとうございます。

 嬉しいです。



 ……でも、アカンやん。

 なんか、アカン気がするやん。

 最初にまず持ち上げるって、話の流れからしてアカン予感がするやん、とこの時僕の頭の中で警鐘が鳴っていました。

 そして編集者さんはこの作品に関して来年の書籍化を考えているのですが、作者さんのお気持ちはどうですか、と言ってきました。
 こっちに尋ねてくるって、なんかアカンやん。

 そして話は肝心の部分に行き着きました。

「出版の際に(作者側に)費用がかかる」と。

 ああ、やっぱか。そんな気はしてたんだよ。一昨日は勢いでこのノートに書いてしまったけど。

 つまり、いわゆる「自費出版」の提案だったわけです。来年の書籍化を目指すって紛らわしいんだよ。
 もちろん普通の自費出版というより、ちゃんと書店の棚に並ぶように、最終的に一般的な書籍と同じようになるよう設定してくれるとおっしゃっていました。

 この時点で僕は話を受ける気はまったくなかったのですが、一応尋ねてみましたよ。

「ちなみに、どれぐらいの費用がかかるかって、なんとなくでもわかりますか?」

「うーん。まあざっと見積もって車一台分ぐらいは……」

 おーい! まあそれぐらいかかることは知っていたけど。

 編集者さんは僕の作品を世に出すよう尽力してくれましたが、やはりそれは話が違う。僕はお金を出してもらって小説を書きたいんだ。


 ちゃん、ちゃん。

 一昨日ノートのほうにコメントまでくださった方、お騒がせして申し訳ないです。
 頑張りますので。近いうちにデビューしてみせますので。

 書籍化の話は無かったわけだけど、作品に関してある程度の評価をいただけたことは確かであるので、嬉しい出来事ではありました。

 よし! とりあえず寝て、また作品書くぞ!

 読む人の心を抉る、切なくも美しいダークファンタジーだ!

8件のコメント

  • アカンかったですか……、残念です。
    車一台ですか……!そんなにお金がかかるんですね……。

    頑張りましょう!
    私も頑張りますので!

    新作ファンタジー、楽しみに待ってます!!
  • 早とちりしてすみませんでした。
    一瞬だけ夢見てしまいましたが、それはきっとあともう少しで届くところにあると思います。
    そこを目指し続けます。
    頑張りましょう。

    新作のダークファンタジーは、『ENDER LILIES』というゲームの影響を受けて書こうと思いました(自分でプレイしたわけではないけど)。残酷で切ないけど、とても美しい世界観のゲームです。
  • 残念です〜
    でも、それなりに評価されているってことなので、あと少しかもですね。
    楽しみにしてます。
    そして、応援してます〜ヽ(≧▽≦)ノ
  • 『恋グラ』は自分にとっても大切な作品だったので、日の目を見るチャンスがきたかと思いましたが、残念です。
    次のチャンスに期待して書き続けます。
    いつも応援ありがとうございます。
  • 遅まきながら近況ノートを読んで、一喜一憂してしまいました^^;。

    自費出版はされないようなので、やりとりを読んで感じたことを少しだけ書きます。
    すでにご承知のことかもしれませんし、水をさす、余計なお世話すみませんm(_ _)m。

    まず思ったのが、
    車1台分かかるって何百部刷る計算なんだろう?
    出版社と一緒にならわかるけど、個人負担だと在庫かかえるのも大変そう。
    でした。

    私は、人様の作品を自費出版できる会社を探して頼んだことがあるのですが、同じ内容でも、会社によって50万円と15万円と、かなり値段が違いました。

    書籍番号なしで、50部数、中身は1センチくらいの厚さの文章、文庫より大きめサイズ、表紙の紙や色つき中紙?なども使ってその値段でした。

    最近は、pixivさまでオンデマンド印刷販売ができるようだし、カクヨム様でもKindle出版?ができる?ようなので、データとして残すだけなら、むしろそっちの方が在庫かかえなくていいのかもと思っています。

    (依頼人は、書いてきた作品をカタチに残して知り合いに配りたいという希望ありきだったため、現物が必要でした)

    だから、さかた様がお聞きした車1台分というけっこうなお値段分は、書籍番号にかかるのか、刷る部数が多いのかなと思いました。

    あと、(さかた様にお声がけされた出版社様とは違うかもですが)、書籍番号のついた自費出版の文庫を読む機会がありました。が、明らかに普段手にする市販文庫本と手触りが違っていて、びっくりしました。
    安っぽいというかコレジャナイ感が><。

    ゴチャゴチャ書いてしまいましたが、要は、微妙な会社もあるのでお気をつけくださいね、と伝えたかっただけなのです。

    普通に良い会社だったらなにも言うことはありません。さらっと読み捨ててくださいませ。
    長文失礼しましたm(_ _)m。
  • 自分は小説家という職業に憧れを抱いているわけでも記念として自分の本を形として残す願望があるわけでもなく、自分の能力を発揮する場として小説家として稼ぎたいだけなので、自費出版で本を出すことはないと思います。

    ただ自分はそうだというだけで、人によってはとても貴重な経験になることもあると思います。

    条件はきっと話し合いで決めることになるでしょう。相手によって良い悪いはあると思いますが、大事なのは自分が納得できるかどうかだと思います。何事もこだわりたい人もいれば、僕のように胃の中に入ってしまえば全部同じと考える人間もいます。
  • おはようございます。
    誤解を招く文章で失礼いたしました。
    自費出版に文句をつけたいわけではないのですよ! 同人誌好きなので、むしろカタチに残すのは大好きです!

    ただ私が無知だったため、最初にめちゃ高いところで印刷してしまい、依頼人にも悪いことをしたなぁと後悔していたので、差し出口をたたいてしまいました。すみません。

    (15万で作れるなら、50万もあれば3作品も作れたのに><と)
    (他者様ですが、その方の文章ファン様が、文章がたまったら手作り本に毎回まとめてくださり、いただくばかりでした。当時の私にもっと知識があれば電子書籍化できたのでは、とか)
    (後悔の嵐)

    あと、個人的に詐欺話をよく聞くので、なにもかも疑ってかかってしまう←逆にチャンスを逃しそうですよね^^;。
    さかた様は、しっかりしていて大丈夫そうでほっとしました。

    >自分の能力を発揮する場として小説家として稼ぎたい
    カッコイイです^^!
    応援しております!
  • 自分のことであれば失敗してもあれですけど、それで他人に迷惑がかかってしまうと辛いところですよね。

    一般的な人ならさておき、物書きであればむしろ自分から詐欺に飛び込んでいくのもありじゃないかと個人的に思ってしまいます。今回の自分のように「ネタ」にできますからね。ただそれで破滅してしまっては元も子もないですが。

    応援ありがとうございます。
    今年もまた忙しい年末年始になりそうです。
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