少し前、僕は他社のコンテストに、ミステリーにするつもりで書いたらまったくミステリーにならなかっただけどめっちゃ泣けるで話題の(どこで?)『恋するグラフィティ』を応募していました。
その他社のコンテストはカクヨムに投稿したままでも応募していいみたいだったので、楽でいいやと思い、また切ないライト文芸傾向の作品が受賞・出版されているためわりと合っているかと思い『恋するグラフィティ』を応募しました。
その後選考結果が発表されて、『恋するグラフィティ』は選外だったわけですが、選考の後わりとすぐに一度「出版してみませんか?」という声をいただいていました。評価は結構良かったみたいです。
ただその出版とは、いわゆる「自費出版」だろうと思われました。そのコンテストを主催している出版社さんは積極的に自費出版も行っているところだと知っていましたし、いただいた文面からもそう読み取ることができました。
自費出版は良い部分も悪い部分もあると思いますが(カクヨム内でも自費出版された方のお話を何度か聞いたことがあります)、少なくとも僕は自費では出しません。
僕はただ作家になりたいわけではなく、作家になって「稼ぎたい」のです。まあ自費出版でも稼げる可能性はありますが。
そんなわけで自費出版のお話はスルーしていたわけですが、本日その出版社さんから新たにお手紙をいただきました。
どうやら、コンテストの選考に漏れた作品の中にいくつかそのまま終わらせるには惜しい作品があり、再審査ののち来年の書籍化を目指している、という旨を伝えられました。その作品の一つが、僕の『恋するグラフィティ』であると。
「マジか!」と思いましたよ。書面と一緒に出版に関する資料や編集者さん(僕の作品を気に入ってくれた)の名刺までついていました。
もしかすると、これで僕もようやく小説家としてのスタートラインに立てるかもしれません。
まだ具体的なお話は聞いていないのでどうなるかわかりませんが、ちょっと気持ちを落ち着けてから編集者さんに連絡を取ってみようと思っています。その話はまた後日(どこまで話していいのかわからないけど)ノートで書けたらなと思います。
来年、もし僕の本が出たら、買ってね!