つい先日から、「リミナルスペース」を題材にしたカクヨムコン向けのホラー小説を書き始めました。明らかにまだ前準備が足りていないのですが、もう書き始めないと間に合わないので(毎日コツコツカメ派なので)。
主人公の男は、葬儀社に勤めています。葬儀の準備や進行をしたり霊きゅう車を運転したりするあの仕事です。
僕の自宅の最寄り駅の駅前に、セレモニーホールがあります。ずいぶん良い立地にあるもんだとちょっと意外です。それで通りに面した位置に、毎日のように「〇〇家」と苗字の書かれた看板(?)が出ています。今日はその故人の葬儀を行っているということです。
すごく目につくので、なんとなく意識の中にあったんですね。それで主人公の職業を決める時に、じゃあ葬儀社にしようと浮かびました。それはストーリー的にも多少関係のある職業ではあるのですが、それよりは自分がその職業を書いてみたいと思ったほうが強いです。普段どんな仕事をしているのだろうと興味がありました。
葬儀社に勤める主人公の人間関係を描くために、後輩と上司を一人ずつ配置しようと思いました。後輩は女性です。一見真面目そうに見えて実は……という意外性を描く予定。
それで上司はどうしようといろいろ考えた時に、出てきたのが「タモリさん」です。
あの絶対的な存在感。マスコット感(?)。一言も発さなくてもキャラが立っている。
以前にも何度かタモリさんをモデルにした人物を書いたことがあるのですが(どんだけお気に入り?)、今回もそれでいこうと。とても面白い上司になると思います。
主人公を含めたその3人と、あとは仕事終わりに毎日のように3人で通う(タモリさんにおごってもらう)中華料理屋の中国人ウェイトレス。基本的にこの4人でお話を回していこうかと(重要人物がまた他にいる)。仕事パートと、終わって中華料理屋でみんなでワイワイやる感じ(僕は実際の飲み会は苦手だけど)。僕が楽しく書けると思うので、たぶん読む人にも楽しく読んでもらえると思います。
もちろんホラーなので、不気味なシーンなどもあります(1話目はいきなり「リミナルスペース」からスタート)。仲の良い4人の関係が(というより主人公と他人の関係が)、ストーリーが進むごとに変化していきます。
また、僕の作品なので、クライマックスでは直近の2作と同じように「泣かせ」にいきます。泣けるホラーを書いたります。その肝心の部分が、まだ上手く決まっていないんですよね。そこさえぴったり嵌まれば、あとはどうとでもなりそうなんだけど。とにかく書きながら考えていきます(いつもそれだ)。
それではみなさま、良いお年を(2ヶ月前にも同じこと言った。まだちょっと早い?)。