録りだめしてある『ら・ら・ら♪クラシック』を流し見してたのですが、サン・サーンス『動物の謝肉祭』の回が深すぎて流せなくなってしまいました。
皮肉屋で嫌われ者のサン・サーンスが曲に込めた皮肉。宮川彬良の解釈が深いです。
「第11曲 ピアニスト」で感受性や創造力を置いて思考を停止させていく人間を皮肉り、ルーティーンワークがどんどん早まった次は「第12曲 化石」。創造力を使わなくなった人間界は化石になってしまう。
怖いですね。
そして人類が滅亡して残るのが「第13曲 白鳥」。美しいもの=芸術だけが残った。それを人間は見ることができない。
怖いですねええ。
感受性や創造力、想像力は人間を人間たらしめるもので、それを失ったら文明は滅びるのですよ。怖いね。
でも、人間がいなくなった後の美しいもの、を見てみたい気もする。でも見れないのだよなあ。うーん……。