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読書メモ⑦

『のめりこませる技術 誰が物語を操るのか』フランク・ローズ著 島内哲朗訳

 インターネット時代へ向けて、主に映画やテレビやゲームの宣伝・マーケティングについて語られてます。合間合間でディケンズの時代からの小説についても触れてます。一流クリエイターたちの言葉を通して物語をつくるということの本質が読み取れたりもします。

 2012年の出版なので最新の分析展望論としては古いのだろうけど、メディアの変遷を辿る読み物としても面白いです。

 印象としては、もはや境界が曖昧だってことですね。リアルとフィクション、作者と受け手、メディア業界そのものが混沌としている。

 アメリカ人ライターによるのでほとんどの事例はアメリカのものなんだけど、日本のotakuについての考察が見事で笑ってしまいました! 時代を20年は先取りする日本のメディアミックスは凄いといえるのでしょう。その中で日本の出版社として唯一カドカワが名前をあげられてるのですよ~。それがこんな一文。

「しかしメディアミックスも、大企業が推進して展開した戦略というわけではなかった。例えば積極的にメディアミックスを牽引した角川書店は同族経営の出版社であり、その時の社長は薬物密輸容疑で逮捕され解任されてしまった」
 この後、ガンダムに話題が移ってしまうのでこの文章の意図がイマイチ分からないのですが……。

 ソクラテスは本を読むと馬鹿になると言った。
 十九世紀の製紙技術、印刷技術、交通手段の発達は連載小説の市場を膨れ上がらせた。読者の反応を受けて即興で物語を展開させたディケンズの手法は「のめりこみやす過ぎる」と評論家を嘆かせた。
 SF映画もそう。アニメもそう。子どもだましと蔑まれ市民権がなかった。

「新しいメディアは、新しい物語は、常に敵視されながらやってくる」(訳者解説より)

 だとしたら、ラノベや異世界転生の行く着く先はどうなのか。もう少しで答えは出るのかもしれません。

 進化とも退化とも分からない境界がぼやける現状で、クリエイターありきの芸術性・文学性といったものはどこで居場所を得られるのか。それはもしかしたら趣味で創作できるアマチュアの世界でこそ生き残れるのかもしれないと考えてしまう今日この頃です。

37件のコメント

  •  時代が新しいものを認めかけた時、過去のセオリーの信奉者が一種の畏怖をも含めて新しいものを批判する。それは法則としてその通りです。
     ラノベや異世界転生をジャンルとして否定するのは間違いだと、僕も思います。過去においてはSFもそうでした。

     後は、それがジャンルとして永続するように才能が集まるかどうかですよね。マンガやアニメは優れた後継者が生まれました。SFは日本では息切れしてしまいました。
     SF小説はマニアックな型やハチャハチャな型、設定だけを使ったSFっぽい小説に分岐し、そして衰退していきました……。
     それは今では、マンガに引き継がれています。GANZも進撃の巨人もジャンルとしてはSFです。そしてもし、それらを含む作品群が小説として発表されていたとしら、今でもSF小説は隆盛を保っていたでしょう。

     商業的に、現状分析から導かれた現在の需要に応えようとした結果が、SF小説の衰退を生みました。花火のようにジャンルが分岐し、そして火が消えていく……。異世界物も、かつてのSFと同じ運命が待っているのではないでしょうか。異世界ハーレム。異世界商売。異世界スローライフ。異世界〇〇……。

     面白い物は面白い。
     源氏物語は千年、読まれ続けています。

     もっとずっと大きな偏見にさらされたマンガで、現在売れているのがワンピースや進撃の巨人だというなら。そこに才能が集まれば商売で書いたた作品群を本物が淘汰できるという証拠になります。というか、商売でつくったブームに含まれる作品群はどうせジャンルそのものを含めて淘汰されます。

     現在の状況はアマチュアが評価されるようになった(料理とかファッションとかと同じ)だけです。本物が評価されなくなったわけじゃありません。
     今、ラノベ系で最も売れている作家が西尾維新さんであるとすれば、それは作品の力であり運や流行りだけの力ではありません。作家は今でもやはりプロなのです。
     
     法則として、理不尽な事が正されるとき、必要以上の揺り返しで本来正当なものさえもが否定されるということがあります。今の小説はそうでしょう。長い間、マンガやアニメより上の存在としての虚構を保っていたことが、嘘だとわかってしまった。表現としては同格であり、ただ個々の作品の力の問題だった。今こそその時なのだと思います。

     揺り返しはまた来ます。
     その時に力のある作者がいれば、また、時代は変わると僕は考えるのです。
  •  その繰り返しの反動がそろそろ逆に起こるのじゃって、私は思ってたのですけど、kobuupapaさんのいうとおり異世界転生は予想したより強かったようで(-_-;)

     スター・ウォーズの関連商品は一度は売れなくなった。夢中だった子どもたちが大きくなりそれはもう子どもっぽいものに思えたから。
     その最初のファンたちが成人する頃に子供向けでない物として小説を出版、ベストセラーに。その収益を基に次世代の子どもたちに向けコミックやゲームや旧作のビデオを展開。これらの成功が新三部作の制作を決めたのだそうですね。

     日本でも人気漫画のノベライズがさかんだった時期があったけど、今思えばマンガを読むのは恥ずかしいって世代に向けての戦略だったのでしょうか。ところが日本のおたくは子どもっぽいものから離れなかった。マンガやアニメから小説にシフトできなかった。それだけ日本のサブカルチャーが偉大だったということでしょうか。

     今ものすごく読書習慣が重要視されてて教育現場では頑張ってるし図書館や書店も魅力的に改造して人を呼び込もうとしてるけど、一度低い方に流れてしまった読書力を向上させることはできるのか。やっぱり十代のうちに難解な文学作品に触れて読書力を培うことが大切だと思うのですよねえ。
     若い世代に期待ってことになるでしょうか。
  • こんにちは。lagerです。

    なんだか難しい話をしてる……(゜ω゜)

    一部の文学好きの人たちは、文ストや文アルに期待してるみたいですね。
    切っ掛けはなんだっていいんだ、と。


    SFかあ。『たった一つの冴えたやり方』とか、好きだったなあ。(´ω`)

    私は読む側としての分析ですけど、多分、SFが廃れたのは、現実の科学が進歩してきたのが大きいんじゃないですかね。

    だって、昔は「そんなことあるわけない!」と思ってた技術がどんどん実現していく一方で、逆にこんなことは絶対に出来ないっていう、科学的な知識が読者側にも持たれるようになったじゃないですか。
    そうすると、あんまりワクワク感もなくなっていくのかな、と。


    逆に異世界転生・転移っていうのは、私はまだまだ無くならないと思います。

    現代版の貴種流離譚だと思うんですよね。西遊記とか、かぐや姫とか、色々な神話のお話みたいな。
    言ってみれば人類にものがたりが発生した頃からのトレンドなわけで。

    ちょっとずつ形を変えつつ、変わらない人気をキープするんじゃないかな、と思ってます。
  •  いえいえ、もっとみんなまともな本を読みなよーっていつものごとく言ってるだけで。お恥ずかしい。

     きっかけは何でも良いのですよね。それで興味持って活字に触れてくれるようになりさえすれば。私だって初めはキャラ萌えで銀英伝読み始めましたし(今明かされる真実!)

     SFはそうですね。確かに現実が空想に追いついちゃったってのは大きいですよね。一方で、タイムマシンはつくれない、ワープはできないって立証されてしまったりもして。
     そうすると少し不思議な方向での展開に偏っちゃいますよね。細々と。

     ミステリーもそうだけど、本格~~っていう隆盛はもう起こらないのかなあ。短いスパンで流行はするけどキャラ文芸に偏ってるものね。あやかしものなんかも。

     異世界転生が悪いとは言わないけども、それに伴う全体的な質の低下が心配なのです~。貴種流離譚ならそれはそれで物語の形式ってものがあります。高貴な身分の人が罪を犯す、あるいは追放されて彷徨い苦しむ、それから復活するっていう。
     彷徨って苦しむの部分が醍醐味であるのに今のラノベってここが軽く済まされちゃってないか~? 積み上げる課程を簡単に済ませすぎなんじゃないかって。ただイベントをこなすってだけで。
    (大国主なんかはもろにチートでハーレムだけどなあ。ひたすら女たちに助けてもらうっていう(-_-))

     安直な物語に慣れてしまって、年齢を重ねても一般文芸にシフトできない。反対に一般文芸の方がラノベ化してしまってるっていう状況が怖いのだよね。やばくないかっていう。

     異世界転生が定番化するのは構わないけど、そのほかの優れた作品が評価されにくいってのもねー。
     まあ。いつも言ってるようにジャンルなんてナンセンス。とにかく自分は書きたいものを書いて殴り込みするだけなのですけどねー。
  • こんばんは~(*´▽`*)

    『のめりこませる技術』、買ったはいいものの、積読になっている本です……っ! 奈月様の近況ノートでこんな風にまとめられているなんて、なんだか宿題を他の方にしてもらってしまったような気持ちです(苦笑)

    奈月様の読書メモ、ひそかに拝見させていただいておりまして、先日紹介されていた『「モノ」の世界史』は買って、とりあえず次回作に使いそうな部分を読んでいます。

    『図説古代ローマ』と『図説古代ギリシア』も買いたいです!
    こんな本があるとは知らなかったので……素敵な本をお教えいただき、ありがとうございます(*´▽`*)
  •  個人の備忘録として始めた読書メモがお役に立つとはっ。

     『のめりこませる技術』は小説の書き方本かと思って手にする人が多いみたいですね(ネットの書評によると) 私もそうだと思いましたもん。まあ、少しですけど小説について述べてる部分もあるし、ドーパミンの実験とか方法論として話つくりに役立ちそうな部分もあります。

     最近出た佐渡島庸平氏の『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』も面白そうですよ。本来、編集や広報の人が読むべきものなんだろうけど、作家本人にもセルフプロデュース力が求められる時代ですからねー。

    『〔モノ〕の世界史』はそういう事典的な使い方がよさそうですね。項目が多すぎるので。私はまだ描きたい世界がぼんやりしすぎてその段階にすら進めてないのですがー(泣) 発想力が貧困な人間には異世界は難しいです⤵⤵
  • おはようございます(*´▽`*)

    近くに大きな本屋さんがなく、たいていネットで探すので、どうしても似たような本ばかりになってしまいまして……。
    自分とは異なる読書歴の方のオススメ本って、興味深いです(*´▽`*)


    異世界物を読んだり書いたりしていると、ついつい文明レベルが気になってしまいます(><)

    自作で時間の話がでてきて、「……時計って何世紀からあるんだろう?」と『時計の社会史』を読んで、あえて、その辺の描写はごまかしてしまったり(汗)
    ファンタジーで「5分」とか細かい時間が出てくると、「この世界、そこまで正確な時計があるの? そもそも、現代人と同じ時間感覚で生きてるの?」とか思ってしまったり……(><)

    なので、『「モノ」の世界史』は本当に助かります、お教えいただいてありがとうございます!


    テンプレじゃない異世界をちゃんと書かれている方ってすごいなあ、と思います。
    個人的なイメージですが、奈月様はその辺りもちゃんと設定されそうなので、異世界物を書かれる時には膨大な下調べをなさりそうです……。

    「女神墜落」も、さらりと書かれている地の文の向こうに、ちゃんと調べられている厚みが感じられる時があるので。
    続きも楽しみにしております(*´▽`*)
  •  私はいつも図書館で借りるので、タイトルでのみの判断で失敗も多いのです。お金かかってないから良いのですけど。

     異世界の文明レベル気になりますよね! だから自作でもそこで躓いてしまいます。待て待て、そもそもこの世界では羅針盤とか発明できる下地があるのか、そもそも太陽は東から上るのか? とかそこから気になっちゃいます(極端) そんで宇宙の本とか読み始めちゃったり(アホ)
     人類がいる以上地球と似た惑星なわけで、地球と同じ環境なら同じように発展するのだろうって結論に落ち着いたのですけど(ごっつ遠回り)

     どういう状況下でそういったものが発展するのかって分かるので『〔モノ〕の世界史』は重宝しますよね。私も買っちゃおうかな。
     でもでも、うまくぼやかして曖昧に描く方法も必要ですよね(キリッ) 読者の想像におまかせ、みたいな。

     そんな、そんな、続きが楽しみとか嬉しいお言葉を~~(照)
     ちょっと今よそのコンテストに向けて現代ドラマを書き始めちゃったので『女神墜落』はお休みしちゃってますが、今月末には(もう九月ですね!)再開するので見かけたらよろしくお願いします(^ω^)
  • 「太陽は東から昇るのか?」そこを考え始めると、もう異世界ファンタジーというより、壮大なSFになりそうなので、私も奈月様のように、うん、人類がいるなら、そう地球と変わりない環境のはず……と思うようにしています。

    文化史の専門家でもないですし、自分でも、読者様の想像力にかなり頼っている、なんちゃって中華風ファンタジーを書いているので、全然、偉そうなことは言えないのですが、たま~、にですけど、読んでいて「んん?」となる異世界ファンタジーに出会うと、物語以外のところに気を取られてしまいます(苦笑)

    9月末、楽しみに待っておりますね~!
    コンテスト、頑張ってくださいませ!(*´▽`*)
  • ここに書いていいのかなあ。
    ごめんなさいやっぱり書いちゃう(>_<)

    昔書かれたという作者さまの文章は、硬派というかシャープですよね徹底的に。要らないものは助詞の1文字すら削ぎ落とす感じ。
    最近の作者さまのは、その辺優しい感じになってる。

    面白いなーこういうのって。
    書かない私にはわからない「何か」があるんでしょうね。
  •  あー、そういう違いですか(;^ω^) 自分ではひたすら「硬っ」って感じです。

     ううん、どうなんでしょうね。これは退化なのか進化なのか。自分では退化だって思ってしまうのですが、後ろ向きだと怒られてしまいそうなので、これはこれで変化なのだと受け止めておきます。

     多分若い頃の私は今より更に尖がってたのですよねー。創作においてはってことですよ。書かなきゃ死んじゃうくらいに思ってた、と思います。

     少なからず置かれた環境やその時の心情が作品には影響してしまいますよね。人の内面から生まれているものな以上。だから創作って恥ずかしいものなのですよねー。その辺の恥じらいは今の私にはないものですが~。
  • じゃあもっと言っちゃいます。

    昔の(?)作者さまの文体は、所謂プロの文体だけどあちこちに転がってるかもしれない雰囲気のもの。
    今の作者さまの文体は、多分作者さまだけのものって感じかなあ。



    ごめんなさい素人のくせに。
  •  ああ。つまり匂いをかもしだしてるのは今の私の文体なのですね(笑)

     それなら良いかもです。昔の私には出したくても出せなかったでしょうから。ワインを寝かせてこくとまろやかさが出るのと同じなのかな、文章も。

     時間は無駄じゃないですね。ありがとうございます。
  •  僕は退化とか進化じゃなくて、奈月さんは色々書けるようになったんじゃないかと思います。

     文体とは技術プラスその作者の精神でしょう。
     過去の精神を取り戻せないのなら、それは変化です。現在の精神状態に合った作品しか書けません。
     しかし、ごく稀に過去の精神を持ったまま、積み重ねていける人がいます。美空ひばりが十歳の時に歌った曲を再現できたように、その時の精神を再現できる人間には可能なのです。

     奈月さんは清陵学園シリーズを現在も書いていますが、雰囲気もキャラクターも共通しています。技術は格段に上がっているのであえて当時のレベルには落としてはいませんが、書こうと思えば、ほぼそのままの物を書くことも可能なんだと思います。

     時代小説も、あの雰囲気のまま技術だけ上げて書くことができると思います。ただ、それを書くかどうか。
     奈月さんは選択の幅をたくさん持っていて、作品ごとに選択しているだけでしょう。
     
     @kobuupapaさんが書いているように、奈月さんならではの文体というのは僕も感じます。しかしそれは一つじゃありません。女はそれを……(あと、傷つきたくない私)と、ユウとリナ(あと、女神墜落)、便利屋はカフェにいる、は別物でしょう。

     いくつもの選択肢の中から文体を選択していくのが奈月さんの味なので、その選択を、いつも楽しみにしています。
     

     
  •  ありがとうございます。作品に合った文体を使い分けたいと心掛けてはいるので別物といって頂けて嬉しいです。技術……上がってますか。なら嬉しいのですけど。文章のことって自分ではわからないものですね……。

     青陵学院シリーズはやっぱり帰る場所ですからねえ、めちゃくちゃだけど自分で読んでもいちばんしっくりきます。


     油布さんの「俺オレサーガ」いい感じですね。「最後の5分間」で油布さんはワイルドな語りの方が上手なんじゃって思ってました。
     なのでもっとワイルドに崩しちゃってもいいんじゃ、とも思うのですが、主人公の言動は計算づくで素顔がまったく見えてきませんからねー。スリリングで楽しみです。ザイールとの絡みはどうなるのか!?(笑い)
  •  岡目八目って本当だと思います。

     技術力は格段に上がっていますよ。単純な話として、過去に書けなかったジャンルが今は書ける。過去に書けたジャンルは今も書ける。
     過去の物も良いのですが、文章の奥行きが全く違います。

     過去にシャープに削ぎ落した文章を目指したのも、たぶんそのせいでしょう。奥行きのある文章との差が、あまり見えない手法ですから。

     まあ、奈月さんの技術については@kobuupapaさんもHan Luさんも絶賛してますから、今更僕が言う必要もありませんけどね。


     自分のことは、わからないものですね。
     ワイルドな語りがいいなんて、思ってもいませんでした。本人にワイルドさなんて微塵もないですからね……。
     まあ、そういう意味でも挑戦です。

     技術は、どうでしょう……。僕にはこれこそ自信がなくて、びくびくしてます。

     
  •  私は感覚でしか分からないですけど……。油布さんのは安定感が違いますよー。引っかかるとこが何もないです。世界観にちゃんと合った語彙なんだと思います。

     web小説を読むのにしり込みする人って素人の書くものなんか読むに堪えないんじゃないかって思ってると思うのですよね。私もそうでしたし。でもそうじゃないって分かって。でも初めて読む作者さんのはやっぱり恐々って感じで。だからこの人のなら間違いないって安心感は大きいです。クオリティという信頼の積み重ねですよね。

     エブリスタのmonokakiの文藝春秋編集さんのインタビュー読まれましたか。「賞とのマッチングより、クオリティを上げてほしい」って。ラノベ界隈の編集者が言ってることと真逆ですよね! 
     キャラクター小説についても「キャラクター小説を書かれる方は、皆さん読者の反応を非常に意識されている」と。ワタシこれを読んで、つまりはweb小説チックなんだなって思いました。

     そうなると、私はキャラクターありきな書き方はするけども決してキャラクター小説を書きたいわけではないって思ってしまいます。

     パッケージとかテンプレとか関係ない。自分が満足できるものを書くだけです。それで評価が付いて来れば万々歳ですが~~。
  • 大丈夫です。
    作者さまは「パッケージ化」された「テンプレート」に則った作品は、多分「書かない」んじゃなくて「書けない」ですよ。

    これは「死ぬほど」いい意味で言ってるんですからねっ(>_<)
  • 「死ぬほど」嬉しいです!
     ありがとうございます。
  •  奈月さんの絶対のウリはキャラクターです。でも、それはイコール、キャラクター小説ではありません。

     きちんと独立したキャラクターを作品の中で生きて活動させるということと、いわゆるキャラクター小説とは違うと思うのです。
     本来は、失語症で大食漢で化粧をしない美少女を登場させればキャラクターが立っている……のではないでしょう。

     ウェブ小説が設定重視になっているという考察は何度も書いていますが、ここでいうキャラクターも設定の話ではないかと思うのです。

     特異なキャラクターを設定した小説がキャラクター小説ということならば、そこに特別な才能は必要とされません。とにかくパターンを考えましょうって感じです。


     奈月さんも、パッケージ化したテンプレを書けなくはないこともないと思います。でも、上手すぎて素人っぽさがないから、むしろ評価が低くなるかもしれません。
  •  ああ、そうか。それこそが@kobuupapaさんの言う書けないってことですよね。失礼しました。
  •  上手すぎて高評価にならないって、油布さんこそそれですから~~~。ブーメランすよ(-_-)

     私が書いてたのはライトノベルのはずなのですけどね。どうしてこうなったんだろう。ラノベが十代男性向けとターゲットを定めたからでしょうか……。


     講談社「レジェンドノベルス」のコンテスト告知も出ましたね。あちらは「ネクストファンタジー小説」かあ(;'∀') レーベルの特色は説明がはっきりしていて良いとは思いました。

     しかしラノベだのweb小説だのライト文芸だのキャラクター小説だのバディ小説だのネクストファンタジー小説だの。メンドクサイですよね(-_-メ) そこまで枠を与えられなきゃならないのかっていうのが。
     ウケたいならターゲットを定めて書かないとーなんて意見をどっかで見ましたが、まったくしゃらくせえですよ。そんな型にハマったもんが書ければ苦労はないですよ。一方で「尖ったものを」とか要求する。まったく意味が分かりません。

     もうジャンル「自分」でいいんじゃないかあ、なんて。
  •  レジェンドノベル、ちらりと告知をのぞいてみました。

     ストーリー重視というのは、今のラノベに対してのアンチテーゼですね。今のラノベにはストーリーがない。テンプレをなぞるだけだから誰にも書ける。でも、テンプレは同人誌小説として読んでもらうことはできても、映画やドラマにはならない。同人誌小説の購買層を超えることはできない……そういうことなんだろうと思います。

     カテゴリーをゲームに特化しているのは、従来のなろう小説を読んでいるターゲットにこれは違うぞって思わせるためでしょう。
     同じような題材だけど、これは違う。これにはストーリーがある。違いを感じてくれってことなんでしょう。

     ジャンルを広げて、切り口で勝負するやり方を批判してきた人間からすれば、いい傾向です。ジャンルの未開拓部分を埋めるような発想が行き詰まり、質に転換していくのは望ましい変化だと僕には思えます。
     その流れがゲームだけでなく、色々なジャンルに広がっていくことを望むばかりです。

     あんまし、僕、ゲームとかわかんないし……。
  •  ゲームのようなってそれはそれで強力なテンプレですね。仲間を集めてレベル上げしながらミッションを遂行していって、また仲間が増えて、段階に応じた敵を倒して行って、行動範囲が広がって行って、キーアイテムを集めて行って……ラスボスを倒したら裏ボスがいた! みたいな。

     設定が重要かなーとは思うけど段階が決まってるからストーリーは組み立てやすそう。でもゲームなら経過が大事だから話としての厚みはぐっと出ますよね。なるほどです~~。
     おもしろい作品出てくると良いですね。
  • 奈月沙耶様

    牧野麻也と申します。
    この度は私の作品にレビュー頂きありがとうございます。
    何度も何度も何度も読み返してニヤニヤする程嬉しく、流れ的にここに書くべきではないと思いつつ、お礼を言わずにおれなかった事をお許し下さい。

    ここでの話題についても、少し気になったので私の思う所を少しだけ書かせてください。
    あまり深くは考えずに発言しているので、お気を悪くしたら申し訳ありません。

    テンプレ作品。
    私はこのジャンルは広義の二次元創作だと思っています。
    ベースとなる設定があり、その設定を借りて自分が展開させたい話を書く。読む。
    ベースとなる設定(もしくはキャラ)は絶対外さないので、大きく逸脱する事はない。

    今テンプレを使って書いている方々は、(怒られるかもしれないけど)、既存設定で自分が望む(自分が読みたい)作品を書いているのではないかなぁと思っています。

    読む方は『失敗した! 読んだ時間or買った金返せ!』というリスクを減らしたいんではないかと。
    今『コスパがいい』という言葉が持て囃されていると思うのですが、まさにその感覚。
    Web小説は特に、安く(出来れば無料で)、簡単に読めて(時間かからない)、『楽にカタルシスを感じられる事』を求めているんだろうな、と。

    正直、今の世の中は私が子供や学生だった頃より窮屈に感じます。
    現実のキツさを忘れて安心して楽しみたい。小説の中でぐらいは裏切られたくない。理不尽に扱われたくない。この世界から逃げてしまいたい。そしてチヤホヤされたい、無条件に。
    それが今のテンプレ隆盛、異世界転生の流行りの原因だと、私は思っています。

    レジェンドノベルの事もチラリと調べてみました。
    めっちゃピンポイントのターゲットですね。
    今の30代男性は、ゲーム・ラノベ世代だけど、安直な逃避を楽しめる程子供ではなくなってしまった人、なのではないかと思っています。
    主人公としての年齢も合わないですからね。
    私も主人公が学生の話は読んでても『そりゃ若いからね……』と思うようになってしまいましたから……

    現実にはぶっちゃけルールはありませんが、ゲーム世界はルールありきですしね。
    (バグを利用した云々、という設定も『ルールがあっこそのバグ』ですからね)
    あとは、そこに登場キャラの人間模様とか、ヘイトキャラ出して工夫で倒すとか、そういった『ストーリー』に厚みを持たせた話が欲しい、という事なのではないかと思いました。

    私には無理っすけど……はははは。

    はっ!!
    長々と、少しズレた話を展開させてしまい申し訳ありません!

    レビュー本当にありがとうございました!
  • 牧野麻也さま

     わざわざありがとうございます。こちらこそ牧野さまには素敵なレビューを既にいくつも頂いているのにご挨拶もせずすみませんでした。

    『例え私が――ても、』面白かったです。ああいうなぞ解きみたいにモノローグが入るの好きです。誰の述懐だろうって。しかもあんなに複数。すごいですね。ナンバリングされてることに気付いた時には(すぐには気づけなかったアホ)唸ってしまいました。凝ってますねえ。

     もちろんストーリーもキャラも良かったです。李子も四葉も真輔も良い子だし、京子さんも先生も素敵な大人で、後日談が読みたいと思いました! 刀義と鈴蘭は……思い出すと泣いちゃいます……


     テンプレ作品は二次創作。まったくおっしゃるとおりだと思います。だから自分でも書けると思ってここまで若い人たちが書くようになったのかなあと。二次創作って上手いとか下手とか関係ない、情熱と勢いだけですからねー。
     でもそれでプロを目指すとか言うならもうちょっと質をだな……とおばさんは思ってしまうのですよ。異世界テンプレで稼ごうとしている出版社は質なんか二の次ってなっちゃってるのが嘆かわしいのですよー。

     いい大人が異世界転生でもないだろうに、と思ってたのでレジェンドノベルの方向性は良いと思います。ルールありきな世界観で安定を得るってのもあれですが、堅実に経験値を貯めればレベル上げできるって確実性は大事ですね(笑)
     とにかく安直な逃避の物語じゃなく、地に足の着いたちゃんとしたファンタジーが評価されると良いなあと思うのです。
  • 書ける事と読ませられる事は違いますからね。
    まさに、息子さんの国語の回答の通りなのですよ。

    『問題/ぼくは、弟と動物園に行った。そこは、多くの人でにぎわっていた。「そこ」とはどこでしょう?(息子の答/ここ)』
    息子さんの中では意味が通じているし、読解力のある大人が読めば『確かにww』となる答えなのですが、
    息子さんは、問題出題者と自分自身の視点でしか答えを書いてない。
    第三者から見た時に明確となる答えではないワケです。
    息子さんは子供なので、まだ『第三者視点』が分からないし、問題出題者が意図してる事も(テストで何を求めているか)がまだ分からないので、まぁ仕方ないかもしれないですが……

    小説では致命的です。

    小説で言い換えると、問題出題者=自分、解答者=自分、で書いてしまってる。
    読み手(第三者)が、その答えを見て、理解できるか? ドキドキワクワクできるか? 不安に陥れられるか?
    そこまで考えて書いてないんですよ。
    批判覚悟で言うと、『自分が気持ちよければそれでいい』と、無意識に思ってる、とでもいうか。
    どの設定がストーリーの根幹に必要で、どれが要らないのかの判断もできない(自分の中では全部必要な設定だから)
    だから本当に必要なものが足りなかったり、余分な物が多かったり……

    結果、人に読ませる事を意識せず、ただ書き手が書きたい事『だけ』を詰め込んだ、地に足の着いてないフワフワしたものになる。
    ツイッター、ブログ、SNSの延長に近い感覚で書いてるんでしょうね。

    ……ああ、他人の事言えない……

    ちなみに、色んなネットの記事などを拾い読みして共感した事です。

    WEB小説の世界では、テンプレでもいいのでしょうね。WEBは、あらかじめ自分が欲しい情報をピンポイントに絞り込む事が出来るから。自分が無意識に『気持ちいい』が共有できるテンプレでいいのですよ、いや、むしろテンプレを探してるのかも。

    本も本当に売れない時代になってきているので、100万部売れる作家を探すより、3万部売れる作家を33人集まればいい、という風にビジネスの方もなっているのかもしれません。
    (だから角川のレーベルもより細分化していく)

    私も、質の良いストーリーが読みたいですね……ラノベで言うと『風の大陸』とか好きだったんですよ……もう、あの手の話はとんと見かけませんね……切ない。
    何処かに、童心に帰らせてくれるラノベはないのでしょうか……

    はっ!!
    また話が逸れました! そして、油布様とのやりとりの邪魔をしてしまいました!
    すみません!!

    お邪魔致しました!
    失礼致します!!
  •  設定厨とかいう人だと全てを説明したくて堪らないみたいだけど、作中ではそれいらないのですよね。読者もハマりこんでくれれば設定情報にも需要が出るわけですが。(私にとっては『ファイブスター物語』がそれです!)

     どこまで描いて、どこを読み手に想像させるか。そのバランスって経験で掴んでくものだと思うのですよね。文章、構成なんかももちろん。
    なので「小説あまり読んでないです、書くのも初めてです」なんて人がいきなり大長編連載してるのを見かけたりすると、舐めとんのかって思ってしまいます(あわわ、口悪)。駄文と駄作を積み重ねて人様に披露できる作品が書けるようになった身としては、簡単に公開するな、推敲しろよって思うこともしばしば……。
     ネット小説のお手軽さでそこが良いのは分かってるのですけど、人様に読んでもらうのならもうちょっと考えなさいよって。そういう感覚は世代によって違うのでしょうね……。

    「3万部売れる作家を33人集まればいい」まったくその通りだと思います。
     @kobuupapaさんが「素人作家が書いたそれっぽいもので支持層もそこそこ見込め宣伝しなくてもある程度売れて作家は一発屋でいい」と今のラノベを定義してくれました。
     ほんとに「軽い読み物」でしかなくなってしまってるのですよね、本来ライトノベルってそんな意味合いで名付けられたのじゃないと思うのですけどね。

    『風の大陸』いのまたむつみのイラストが美しかったですよね。映画も『アルスラーン戦記』や『サイレントメビウス』と同時上映だったから観たような……。

     私はコバルト文庫やホワイトハートが愛読書だったので男性向けライトノベルで読んだ覚えがあるのは『ロードス島戦記』くらいで……なんて思いながら名作ラノベとかって検索してみたら……『銀河英雄伝説』や『魔界都市シリーズ』や『宇宙皇子』がライトノベル扱いなことにびっくりしました。ラノベレーベルからの発行じゃなくてもそうなるのですね(汗)

     これらと比べちゃうとますます最近のラノベってどうなのってなっちゃいますね。はは……
  • こんばんはー。


    汐里ちゃんが「アプローチ」かけてないんだとしたら、これはとんでもない厄介な女の子ですね。
    頭をよく潰して川に流してしまわないといけない。
    (頭を潰しておかないと化けて出るからねー)

    郁子ちゃんは、何が一番大事なのかわかってから眠っちゃったんでしょうか?
    王子さまも素敵だし理解者も大切だし、両方兼ね備えているスーパーマンが現れる可能性もあるっちゃあるけど。

    先が楽しみです。
    くくく……。
  • 『風の大陸』(゚д゚)! 『ロードス島戦記』?!

     私もその二つ好きでした。と言うか、それらを読んでいたので、そう言うテイストの物語は『ラノベ』なのだと思っていたのですが、気が付くと確かにそう言う作風の『ラノベ』が少なくなったと思います。

     いつになったら、そう言う『ラノベ』が復活してくれるんだろうかと思いつつ、懐かしい題名が見えてしまったのでつい、お邪魔してしまいました。
     
     ええ。本当にただそれだけを書き込みたかったので、失礼しました。
  • kobuupapaさま

     あうう。それだと私が絶対に書けないジャンルの話になっちゃいます。

    「眠りの森の」は8万字を目指してます。まだまだ色々起こるのでお楽しみにです。

     いつもありがとうございます。


    橘月さま

     昔のラノベを懐かしく思ってる人は多いですよね。そういう人たちに向けて質のいいラノベが復活してくれればいいなーと思います。そんな動きが見えなくも……ないかなあ、どうかなあ。
  •  昔のラノベかあ……。

     僕はSFの世界を終わらせたのは、実は新井素子だと思うんですよね。あの人の作品はキャラクターでもストーリーでも、昔の水準でもどうかなっていうレベルだった。でも、デビュー作の発想は素晴らしかった。
     星新一が認めて、作品としてもそれでいいことになっちゃった。

     SFの敷居が下がって、マニアックなSFとSFチックな小説が存在を競うようになっちゃった。本当は、その真ん中のものが発展していくべきだったのに……。

     当時、SF至上主義だった僕はそれで行き場を失いました。
     今、チートファンタジーでまた、閉塞感を覚えています。

     当時は昔のラノベを否定していた僕ですが、今は違います。

     既存の閉塞感のある小説作法から逸脱したものが当時のラノベであったのなら、そのことは必然だった。しかし、それがマニアック(純文学)と小説っぽい文章とが競うようになって、同じレベルで語られるようになっちゃったのが問題なんだと思うようになりました。

     今の異世界ファンタジー風コミケ小説は限界だと思います。

     編集の人、気づいてくれないかなあ……。
  •  確かに。当時の私も新井素子をSFとは受け取ってなかったと思います。『グリーン・レクイエム』も恋愛ものとして素敵だけどSF風味、SFチックでしかないですよね。

     女子向けにおいては主題は恋愛で、SFとかミステリーとか風味付けでしかないのですよね、ぶっちゃけ。(なので小野不由美は特異だった) 恋愛って大きなカテゴリーの中で風味付けされるものであってそこからSFとかホラーとかミステリーとかジャンルに切り分けるのは乱暴だったかも。だからジュニア小説は「少女小説」になったのかなあ。それも当時の出版社の都合だったのかもしれないですね。男の子は「少年漫画」女の子は「少女漫画」「少女小説」。

     ライトノベルの草分けは元々は今「少女小説」と呼ばれてるもので十代男性向けとして「ライトノベル」って名称が出て来たのはずっと後のことなのですよね。

     こないだテンプレの元祖はハーレクイン説でなるほどなって、思いまして。異世界転生の元になったのは夢小説なんて説もありますし、今の男性向けライトノベルって女性向けの後追いをしてるんじゃ、とも思えまして。
     そうすると、ファンタジーや冒険や会社経営は風味付けで主題はチートやハーレムなのは納得といいますか。

    「その真ん中のものが発展していくべきだったのに」
     これも確かに、です。カクヨムの現状もそうですけど、両極化しすぎだと思います。
     純文学とラノベの違いって話題を目にするたび「はあ!?」って私は思います。同じ十代向けの児童文学とライトノベルの違いが話題になるならまだ分かります。なんで純文学とラノベを比べるのか、極端すぎます。
     だいたい同じ土俵で語るものじゃあないです。おかしいです。ラノベってものが底上げされ昇華されて「恥ずかしくないものだ」っていうのならあり得るでしょう。しかし今のクオリティで純文学と並べて語ろうとする意味が分かりません。純文学って枠組みの相違にも問題はあるのでしょうが。

     私は十代の頃ライトノベルが好きだった。だから自分も小説を書きたいと思った。その当時でさえ、ライトノベルは一応小説で、漫画よりはましなものって認識でした。だけどマンガから学べるものがあるように、ライトノベルから得られるものは多かった。だから昔のラノベは良かったってみなさん言うのじゃないでしょうか。

     ライトノベルは文学じゃないです。サブカルチャーです。若い人たちを錯覚させてしまうものがあるのなら、それこそが出版社の罪かもしれないですね……
  •  竜皇杯って奴、見ましたか。
     書籍化経験者に小説のイントロを書かせて、それをカクヨム読者が☆で投票する。最優秀作品は書籍化……。

     カドカワの考える未来が見えてきました。
     自分たちで書かせた小説を書籍化するかどうか、自分たちで決められない。いい作品かどうか、編集者たちじゃあわからないってことでしょうか。
     
     いい作品なら全部、書籍化すればいい。ダメなら全部、没にすればいい。

     昔、テレビ番組で、ブラックビスケットとポケットビスケットに歌わせて、ランキング勝者だけ発売するっていうのがありました。両方いい作品でも片方を闇に葬ることになる。そんなのは許せないと思ったものでした。
     今、小説で同じことをやろうとしている。それもシステムとして……。

     作品がかわいそうでなりません。
  • 蜜柑桜です。
    先日は、時空間の旅路の御高覧およびレビューありがとうございます。

    先ごろより、兄皇子の番外編が始まりました。奈月様のレビューに触発された形です。ありがとうございます。

    完成作品をお好みになるとのことで、完成まではほど遠いのですが、ご興味ありましたら遊びにいらしてください。

    他に書くところがありませんでしこちらに失礼します。
  • 油布さま

     ものすごーく好意的な見方をするなら、競わせることで作者のモチベーションが上がり、読者は自分の票で左右されるとあって熱狂してのめり込める。これぞ読者参加型、時代に即した選考システム! みたいな。

     ですがこれもおっしゃるように既存のシステムを流用したものでしかないのですよね。もうちょっとこう、ムーヴメント的な発想ってのができないものだろうか。……できないからこんなことするんでしょうね。

     なんか春先あたりから、やってることがイマイチ掴めません。人事の関係かしら? なんつって。
     地元コンやサイバーセキュリティなど(参加数少なくてイマイチな盛り上がりでしたが)年齢層上目な書き手が活躍できるコンテストが続いたのは良い傾向だったのに、ラノベ系のコンテストがダメダメですよねー。どうなるんでしょうねー。

     私は細々とカクヨムを使わせてもらうだけで良いですけどね、もう。
  •  新しい自主企画を立ち上げたので、よかったら参加してください。

     ホント、お気楽な遊び企画です。カクヨムの楽しみ方のひとつとしての提案です。


     俺オレサーガ、ちょっとサズールの悪い部分が出てきたので、女性の反応が知りたいです。
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