先程、何年ぶりかに本屋さんに行ってがっつり色々見てきましたよ。遅いよって感じですが、ゆっくり書店を見て回る機会があまりないもので。
まず、???だったのが壁一面に「新文芸」「ライト文芸」というコーナーができていたこと。「ライト文芸」って「ライトノベル」とどう違うのですか、文庫に対して四六判ということで格付けが上ってこと? まあ、この疑問は既に解けたのでまた後程。
カドカワBOOKSを初めて手に取って見て、腑に落ちたことがたくさんありました。百聞は一見にしかずですね。早く見に行ってれば良かったのだけど。にしても高い。¥1200~って学生さんは買うの? 購買層って社会人だよね……なんて疑問も解けたのでまた後で。
で、手元にお持ちの方はご存知でしょうけど、巻末の「新文芸宣言」。いろいろ腑に落ちました。とてもしっくりきました。これこそが編集部の、ひいてはカクヨムのスタンスだということでしょう。
高尚なことを云ってるみたいだけど、取捨選択はweb上での人気にすべて丸投げ、というふうに私には受け取れました。
帰宅後の今、この「新文芸宣言」をされた井上伸一郎氏のインタビュー記事を見つけました。
https://store.kadokawa.co.jp/shop/pages/special_articles_01.aspx ここに先程書店で抱いた疑問の答えがすべて書かれていました。なんだ、家で済むことだったのじゃないか。まあ、書店の空気の中でいろいろ実感できたのは良かったですが。
カクヨム開設前の2015年の記事ですね。ここで常々思っていたことの回答が得られました。
私は以前からカクヨム全体のレイアウトや、画像添付が出来なかったり、小説投稿の際に頁に字数制限がないことから、ここは本来もっと文芸寄りな作品が集まる場所を目指していたのではないか、という印象を持っていました。インタビュー記事の中にありますね。
「ライトノベルが基本的にティーンエイジャーをターゲットとしているのに対して、新文芸のネット小説は30代男女、ボカロ小説やフリーゲーム発の小説は女子中高生がメインの読者層になると考えています」
これでやっとすっきりしました。
であるなら、ここまでごった煮になってしまっている現状をどうするか。ユーザーの嗜好の両極化は明らかです。ならばいっそ、兄弟サイトに分けるなどの処置が必要なのでは、と思いました。
ところで、カドカワBOOKSのHPご覧になったことありますか? 熱心な方ならご存知のことでしょうが、なんとこちらに「持込受付」というのがあるのですよ。「Web小説の書籍化立候補募集! 応募フォーム」ですよ。「※書籍化に立候補された作品とこちらからお声かけした従来の作品とで、出版における条件面に差をつけることはございません」だそうですよ。
書籍化を目指してる人は星集めなんかしなくても、自信があるのならさっくりここから立候補すれ良いのですね。編集部でしっかり作品を精査してくださるそうですよ。我こそはという方は是非是非。
ところで、久々の本屋さんで衝撃を受けたことが。コバルト文庫が白くなってる。コバルトじゃない……。どういうこと!?
そして、更なる衝撃は。新装版「銀河英雄伝説」。ふぁっ!? なんですか、帯の麗しいヤン提督は!?(ハルトにキルヒもいましたけど)
な、なんとアニメ化の文字がっ。何ですと! 四月ってもうすぐじゃないか。知らなかった、知らなかったよう~~。だけどBS放送じゃうち見れないよ~。ネット配信あるかなあ。
「BANANA FISH」アニメ化といいアニメ界のニュースにびっくりなこの数日。つくづくターゲットは30代40代なのですねえ、どの業界も。購買意欲が高い層、お金が自由になる層ということなのでしょうか。