書いた物は 見直して書き直せ
小学校の頃の国語で習ったこと。これはかなり効果的な方法で、自分が書いた物を読み直すと、まったく意味が伝わらないことがあったりする。文書を書く天才とかならこれをしなくても完璧な文章だったりするのだろうけれど、私は天才ではない。
だから何度も読み直す。
一日寝かして、次の日に読み直すのが最も効果的な気がする。
けれど、何度も何度も読み直して、書き直して書き直したものが良いとは限らない。練りすぎてわけがわからなくなることがある。
ちょっと前、自分がどんな書き物をするタイプなのかお手軽な心理テストをしたら、憑依タイプだと出た。心霊とかが関係しているわけではなくて、登場人物が憑依して小説ができあがるらしい。
お遊び程度なのだろうけれど、この結果は気に入っていた。設定などの自分で考えたり調べたりしたデータを頭の中に入れ、勢いで書いた話は、わりとその時の勢いで面白い話ができているのではないか。自画自賛で申し訳ないけれど。
その勢いがなくなってしまった時に直して、本当に納得ができる完成度になるのか。
昨日、書き上げた20242の「異世界で部屋の内見」。頭の中では書き直そうと思っていた。ちょっとしたアイディアを入れようと思っていて。
ただ、一日経って、別の用事をして、入れようと思っていたアイディアも忘れていて、読めば思い出すだろうと思って修正を試みたのだけれど、読んでみたらこれで良いような気もしてきた。
こねくり回してダラダラと長くなるより、シンプルな方が良いような気がしてきて、直すのをやめて近況ノートにそのことを書いてみた。