• エッセイ・ノンフィクション
  • 異世界ファンタジー

コメント付き☆レビューありがとうございます! & オバケのすみか

 こんにちは、カイエです。

「庭にはいつも、ちよろずの落ち葉」にコメント付き☆レビューをいただきました!

 う・れ・しー!
 こんなにゆっくりペースの連載なのに。
 内容もあんなんなのに 笑。

 ありがとうございます。
 マジで嬉しいです。
 おかげで修羅場なお仕事もひょうひょうと楽しくこなせそうです。

 ぼくの人生の半分は皆様への感謝でできております。

 ▽

 では、もはやあまり恒例でなくなった裏話をひとつ。

 ☆コメントくれた方が同時に応援コメントくれたお話が「ちよろず」の「オバケ」というお話だったのですが、リアル読者さんの一人から「月明かりとマロニエでオバケが現れるような地形ってどんなだ?」という疑問をもらったので、ぼくも思い出を頼りに検証してみました。

 というわけで、今回はぼくが住んでた「お化けが出ると評判のお城」について。

 ▽

 添付した画像がぼくの住んでたシャトーです。

 右の写真のちょうどマロニエの枝で隠れてるあたりがぼくの部屋である東の塔の天辺です。
 左下に半地下っぽく見えるのが「異世界小説に出てきそうな地下牢みたいなシャワー室」の窓ですね。
 女騎士が「くっ、殺せっ」とか言いそうな場所です。

 左の地図が位置関係で、ピンが刺さってるところのちょっと右角(つまり東)がぼくの住んでいた部屋ということになります。
 そこから上(つまり北)にはマロニエ通りがありますが、このマロニエはあまり関係がなく、シャトー内にいくらでも生えてる木が悪さをしたやつです。

 地図にはありませんが、右(東側)にはヴィル・フランシュという街があり、その街明かりとの合わせ技でオバケが登場したということと思われます。

 まぁ、よく見たら全然人型には見えなかったので、実際はオバケを産んだのはぼくの脳みそということになるのかもしれませんが……。

 ストリートビューでぐるぐるしてみたら、街明かりやらマロニエやらの位置関係はわかると思います。

 Google Street View :
 https://bit.ly/3mEEGo3

 ついでに「連続殺人事件の舞台になりそうな」というちょっとおどろおどろしい雰囲気も感じていただけるかと思います。

 天気の良い日なんかは明るくて良い雰囲気なんですが、山の天辺なので天気があまり良い地域ではないのです。

 雷の日など、大スペクタルです。
 Château de l'Éclair(いかづち城)という名前の由来です。

 ▽

 当時のぼくは、例の奇天烈な性格が災いしてあまり上手に人間関係が構築できず、このシャトーも良い思い出ばかりではありません。
 仲間たちにも随分迷惑をかけてしまい、今更ですが自責の念がすごいです。

 ごめんねみんな。

 でも、この話のコメントを返すにあたって初めてストリートビューで見て回って、懐かしさでボロボロになりました。

 どんな思い出も、時間には勝てないのだなぁと思ったりしました。
 大切にしていこうと思います。

 ▽

 ところで、マロニエとはセイヨウトチノミのことで、つまり栗そっくりの実が取れるトチ(チェストナット)の木です。
 ちなみに日本の栃の実とは種類が異なります。

 栗にそっくりなこいつですが、これの渋さと言ったら、この世のものとは思えない酷さです。

 フランス人は絶対に食べないそうで、ぼくもこれを重曹で煮て渋皮煮を作ろうとして失敗しています(でも一応食える感じにはなって、師匠に「おまえすげぇな」的なことを言われました)。

 拙作「魔物の森のハイジ・真説」にて、リンがトチをかじって悶絶する話が出てきますが、起源はこいつです。

 オバケは作るわ、実は食えないわで、文字通り食えないやつです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する