みなさんこんにちは、筆者です。
KAC2023 が終わり、落ち着いてきたかなと思っていたら、まだまだ☆レビューを頂けておりまして、感謝の極みです。
過去作や KAC 参加作だけでなく、新作「物理法則のアップデートに失敗しました」にも☆をいただきまして、本当にありがとうございます。
書くのが楽しくて書いている、とはいえ、だーれも読んでくれないならやっぱりつまらないと思うんですよね。
みなさまの応援のおかげで、小説を書くことがずっとずっと楽しいです。
ありがとうございます!
ぼくの人生の半分はみなさまへの感謝でできております。
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エッセイのコメントに「緑野原シリーズを思い出した」というご意見を頂戴しました。
どんな作品か知らなかったので調べてみますと、小説ではなく漫画でした。
試し読みがあったので読んでみますと、ものすごくぼくの好みの世界観です。
懐かしい感じの絵柄(もちろん褒め言葉です!)や、自然で粋なセリフ回し、ページの膨大な情報量、いきいきとしたキャラクター、そして不思議な世界へいざないの見事さ、どれも完璧です。
興味が湧いたのでさらに調べてみますと、この作者さんの処女作は「東京は夜の七時」、どこかで聞いたことがあるような……と思ったら、矢野顕子さんのライブアルバムのタイトルでした。
それを踏まえてもう一度読み返してみると、セリフに「YMOの『東風』」とか「不思議大好き」とか、あの時代の一番挑戦的だった美しさが随所に散りばめられていました。(「不思議、大好き」は糸井重里さんの伝説的キャッチコピーです)
おお、と思い「不思議、大好き」の動画がないかと調べてみましたら、YouTube に動画が上がっておりまして、これがまた「緑野原」のページにあるような、浮遊感と実在感と幻想が入り乱れた、なんともいえない美しい映像です。
なるほど、これが「緑野原シリーズ」か。
かなり感性を刺激されたので、こんど古書点巡りしたときに探してみようと思います。
こういうのは愛蔵版ではなく、古本で買うに限ります!
面白い作品を紹介していただき、誠にありがとうございました。