軽い気持ちで書いたとは言い条、いざ人目へと出した拙作がダダすべりすると、多少のダメージは生ずる。
実話怪談形式を借りた前作の『お見合い写真』が割に好評を得たので、少し意味合いは異なるが二匹目の泥鰌を狙った結果がこの大コケなのだから、凄惨言語に絶すという他、評価の仕様が無い。
次のホラーはお馴染みの私小説形式に戻そうと考えている。早ければ来週の木曜、遅ければいつかの木曜の夜に投稿する予定。
ちなみに『イヌの群れ』の執筆動機は、Twitterのタイムラインにてペットロスに鬱としている方を見かけたので、そうした方々への励ましになればという気持ちが生じたというものであり、また本作はマタイの『視よ、我は世の終まで常に汝らと偕に在るなり(28:20)』という一節を下敷きにした。その意味で、ハナ他人様を怖がらせようという気持ちではなく、何らかの癒しを提供できればとの思いで書いたから、よう考えればホラージャンルでの投稿は誤りであったかもしれぬ
全国的に雪のようで。おれの居る地域でも悪天候。だが現場はある。今、作業車の助手席にてこれを書く。隣では作業員が寝ている。暇だ。そして拙作の大失敗が冬の寒さと共に身に染み入る。
やれやれって感じですわ。やれやれって