本編に書けなかったエピソードがけっこうあります。
例えば、侑歩はダンスと合気道をやっていたけど、ホルモンバランスが崩れて体調を保てないせいでやめてしまった、とか。
侑歩の立ち位置は、加藤>侑歩>未来の順で、男性的かどうかが変わるとか。
澤村さんは、未来を救うことで、自分自身が救われている、とか。(児童養護施設の子供達のための自立の場所を作るという、叶えられなかった自分の夢の一部を未来との結婚に委ねている)
加藤は自転車で侑歩の家にやってきた、とか。(つまり、その距離ということ)
基さんのことも。アフロディテという名称も、もう少し、その由来を語りたかった。
最後に、澤村さんと未来がどうなったか。
未来は、彼との未来を選んだけど、どうなったのか、とか。
この話は、夢の一部が土台となっています。夢で見たシーン、目が合って互いの吸引力に逆らえない、そういう感情の流れをお互いの目線から書きたい、というのが、始まりでした。
頭にあったシーンとは違ったものになってしまったけど、書けて良かったです。ほんと。