47話 解説 自責と主語

お疲れ様です。
この47話で一旦の区切りとなります。
ただ幕間座談会でも言っているとおり、これからも話は続きます。
※ここからが本番とも言いますが、大きな見せ場はここまででもいくつかありました。

さて47話の解説ですが、今回はかなり難しいので読み飛ばして頂いても大丈夫です。
クライアント、相談者側ではなくて、バイザー側、被相談者側のお話です。

さて、あまりなじみも聞いたことの無い話も混じるかとは思いますが
バイザーだって被相談者側だって人間ですからミスも、言葉を選びを間違える事、
見聞き落としもします。
そんな時に必要になる心構えが、朱先輩も言っていた
自責の主語を相談者、私・自分に持って行かないと言う事と、なんとしてでも
悪い・良いと善悪の判定に持ち込ませない事です。

相談者側は基本悩みを持っています←当たり前と思うかもしれませんが、長い相談
                 だとこれが途中で抜ける事があります。
そんな時に必ず起こすのが言葉の選択ミスです。

で。このミスをした時に、相談者は普段の私たちよりも非常にマイナス思考にはまりやすく、深いマイナス思考にも陥りやすい傾向にあります。
そんな事にミスがミスを呼ぶように言葉に気を付けないと、相談者交代などの話が出ます。そこで大きく気を付けないといけないのが先ほど申し上げました
自責の主語を私は、自分は、に持って行かない事 と 良い悪いの話に持ち込まない事です。
もしここに持って行ってしまうと、この人は自分が悪いと思ってるんだ、やっぱり。私の事なんて初めから考えてなかったんだ。分かって貰えてなかったのかな?
と言う話に転がりかねないんです。
そうなってしまうとそれ以降の相談もままならなくなるどころか、そこまで築いてきた信頼「関係」も崩れ出します。
※信頼を得るのは時間がかかるが、信用を無くすのは一瞬。の言葉の通りです。
そうなると被相談者も人間です。そのまま自信を無くしてしまい、挫折に追い込まれ事も十分にあり得ます。
※この言葉の持って行き方は、自分を守るためにもなります。

安易な相談の乗り方は自己を否定・喪失する事もないではないので、そう言った知識も持ち合わせた上でしないと、砂上の楼閣になりますので、この解説を入れました。

また補足として。
朱先輩が愛さんを抱きしめたのは、一人にしたくない孤独ではないと言う事を伝えるためです。
人はどれだけ繕っても一人では生まれてきませんし、一人で全てを解決する事は出来ません。
また無意識でも温もりを求める生き物です。
それを理解した行動だと言う事だけ補足しておきますね。

それでは長い47話 の解説でした!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する