作中でも書いてはありますがこちらにも抜粋をば。
人の気持ちと言うのは基本全部悪い方へ考えるように出来ています。
※これは防衛本能のせいです。
ただもちろん人に性格があるように考え方も様々です。
この考え方の「様々」の部分ですが、これにもちゃんと理由や成り立ちはあります。
劇中で少しは【結】の部分で触れる箇所もありますがこれはかなり難しい話になり
ますのでおそらくは触りもしないでレジュメくらいの話しかしないと思います。
さて話を戻しまして。
防衛本能ですが先に悪い事を予知してから残りを良い事だけにするって言うのが
基本です。こうすると安心を得ることが出来るので、安定を求める人の感情としては
普通の話になって来るかと思います。
前向きと後ろ向きに関しても劇中で解説を少ししていますが、
基本人間は悪い事を先に予知してしまうので、マイナス思考です。
そうでないと防衛本能を働かせることが出来なくなるため。
ただこのマイナス思考がどの程度の目立ち方をするのかと言う差はあります。
例えば一本のつり橋があって、「経験上」普通にわたる人もいれば、いつ切れる
かもしれないと考え、渡りすらしない人もいるかと思います。
この“いつ切れるかもしれない”と言うのがマイナス思考の部分です。
そして「経験上」の部分が「様々」の部分になります。
今回のお父さんの発言だと、
自分の娘が知らない間に他の仲の良い男子とお泊りの仲になっている。と邪推しています。
この場合“お泊り”がマイナス思考の部分になります。
人は想像する生き物なので、仲が良い男子とお泊り→家に帰って来ない→お父さんは
寂しい思いをする。
娘をお嫁さんに送り出す心境を思うと何となく想像がつくのではないでしょうか?
そして「知らない間に」これが「様々」の部分になります。
大切な娘さんとのお付き合いをする場合、ちゃんとご両親に挨拶をしてから娘さんと
そう言うつもりで仲良くなる男性も世の中にはいます。
ここに「様々」のように差が生まれてきます。
今回の朱先輩の心の解き方はこの辺りの知識を“一通り”全部持ってないとできません。
その上で相手に寄り添う姿勢と行動。そして相手(C:クライアント)とのかなりの
信頼度も必要になります。
信頼度が足りなくて疑われた時点で、相手の心は閉じられると思って下さい。
だから朱先輩は緊張して口の中が乾いています。
――――――――なので念のために一度文章にしておきます——————————
人間は後ろ向き・マイナス思考の生き物です! なので自分はマイナス思考なんだ
自分は駄目なんだって思わなくても良いんです。マイナス思考で苦言を受ける人も
結構な人数いると思います。でもそれは人が持つ安全ピンみたいなものです。
あって当然です! だから誰に何を言われたとしても、落ち込む必要は無いんです! 自分を大切にしてあげて下さい! 防衛本能は生きる上で大切な機能です!
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以上39話 防衛本能の解説でした。