この小説で
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885576381 こちらの自主企画[自分の好きな曲を題材にした短編を作ってみよう。]
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054885561301に参加してしまいました。他の方の音楽に絡んだ小説も読んでみたいのでぜひ。私は歌詞のある軽い楽曲が好きなんですが、クラシックやジャズなんかの小説も読んでみたいのでお好きな方、どうですか。
ゲスの極み乙女。大きいゴシップが絡んで色がついちゃったけど、最初に聞いたときはほーって感心したんですね。というのも。文章で示されると一文を把握するのって一瞬ですが、歌はそうはいかない。必ず頭から、最後にかけて順番に処理していくしかない。
『猟奇的なキスを私にして』の歌詞の中で川谷さんは、倒置で、なんかよくわからない「猟奇的なキス」とかいう主語を頭に持ってきて、「を私にして」って続くので、どうもキスをせがんでいる女性の視点らしい（二回繰り返すからなんかすごいエッジの効いたメンタルをお持ちの彼女さんですね）、というようなことを思った瞬間に、「って言った。」言ったって、お前じゃなかったの？ 他人の話かよ！ 彼女の話なのかよ！ ってびっくりしちゃって。すごいなぁって思ったんです。はじめ「って言って（要望）」って言ってるのかと思って、なかなか語り手の方も病んでますなぁと思ったんだけど、「言った」だから彼女を俯瞰している感じがしてよくないね。私の頭の中では「って言って」っていう願望をひそかに持ち続けている妄想癖のある語り手なんだな。っていう解釈でいたいです。というかそういう解釈で小説を書きました。
曲をもとにした小説を書いてみたいなぁとは思っていたところだったので、ここぞとばかりに書いてしまいました。でも意外と難しいですね。これも一種の二次創作？ 本歌とりみたいなことですかね。
エッセイだとライト洋楽厨みたいに装っているんですがJ-POPも好きです。SAKANAMONが好きなんですがテンガとコラボしたって聞いてびっくりしました。ロックだなー。