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「魔族の男と帝国の姫」投稿しました。

下書きで置いたまま公開するのを忘れてました。
カクヨムコンが始まったら、ますます埋もれてしまいそうなので、その前に投稿してみました。

どこからか見つけて読んでくださった方、ありがとうございました!


以下は、ネタバレ上等なライナーノーツ。
興味のある方はお進みください。



●本編

別投稿サイトの短文コンテスト用に書いたので、上限8000字の縛りがありました。
この作品でやりたかったことは「種族差」です。
とはいえ、同じ大陸に住んでいる人ということで、「異類婚姻譚」というよりは、「国際結婚」みたいなかんじ。
こういうと、途端にスケールが小さくなった気がしますけど、江戸や明治の時代に、外国人と結婚するってかなりハードルが高いんじゃないかなと思います。そういうイメージです。(勿論、それも萌えのひとつです。和装と洋装のカップルとか悶えます)
アナスタシアが、世間知らずのお姫さまに見えるように心がけました。実は第一声から緊張してるんですけど。
「特別編」を読んだあと、もう一回ここに帰ってきたときに、違ったものが見えたらいいなあと思います。



●後日談1

本編で書ききれなかったことを盛りました編。
冒頭、ザカートの邸へ歩いていくところが、私が想定していた本編のラストシーン。
アナスタシアの味方だった兵士が現れて出国を促すのも、本当なら本編に入れておきたかった。そこからゼシュタルへ行って、未来へ向かうような締め方にしたかったんですが、入りませんでした。
後日談書こうかな、と決めたので、カットしたエピソードを散りばめました。薬を呑んで高熱を出したアナスタシアに対して悶々とするのも、カットしたくだりです(笑) そんな場合じゃねえだろ、空気読めよ、って思って消しましたが、後日談のおかげで復活です。
全体的にザカートさまがエロ紳士になりました。おかしい、こんなつもりでは。

字数の縛りがないので、丁寧に全部書きましたけど、半分ぐらいは本編でやる予定だったネタであることを考えると、我ながら無茶しすぎだなと思いました。



●後日談2

1で取りこぼしたものを拾う回。
友人編です。入れる場所がなかったので、分離しました。
チンピラ風の三人組と離れたあと、その場を見ていた友人が近寄ってきて、アナスタシアについてあれこれ話すという流れでしたが、ザカートがイチャつきはじめたので、無理だったという。
前回の話でザカートが言っていた、「たまに泊まる友人」というのが、彼です。



●特別編

アナスタシアの過去についても、ちょろっと語っておこうと思ったら、膨れあがった編。
2500~3500字ぐらいで、帝国時代を見せつつ、ザカートに会ったところで締めて、「そして本編へ続く」みたいなのを考えてました。
どのくちがいうのか(呆れ)

本編を書いていたころ、別サイトで「先生/師匠」をテーマにしたコンテストが開催されていて、いっそこっちに出そうかなって思って、先生について考えていたこともあり、せっかくならそれも出しておこうと書いていたら、膨らみすぎました。
もういいや、好きにやろう! これは「読みたいひとだけでいいです」ってポジションにしよう!
そんなふうに決めて、本当に好きに書き散らしたので、かなり私の性癖に忠実な内容になりました。
アナスタシアがなにを思い、どんな気持ちで境界地へ向かったのか。
蛇足といえば蛇足なんですが、形にしておかないと、そのうち忘れてしまうので、自己満足でやりきりました。楽しかったです。
そして、出し切って疲れました。

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