第1章あとがき
こんにちは。
弓チョコと申します。
もう第2章終わるというのに忘れていたので今更第1章のあとがきをば。
「楽園と地獄の狭間で」
本作品のテーマは、性別差と種族差別です。この世界ではこの社会問題がどうなっているのか。それを詳しくじっくり語りました。
あくまでこの世界(惑星)の歴史ですが、現実世界にも心当たりがあったりしたんじゃないでしょうか。その微妙なラインを狙っています。
そして、現代フェミニズムに対するアンチテーゼですね。
何度も言うことになりますが、女性は弱くないです。
現代のフェミニストの主張って、
「女性を現状より優遇せよ」
↓
「でなければ平等ではない」
↓
つまり「現状で男性より『下』であると認めている」
ってことなんですよね。
劣等意識なんです。優遇しなければ(下駄を履かせなければ)男性と同じ土俵に立てない(活躍できない)と思ってるんです。彼女達は。
馬鹿にすんなよと。
何よりフェミニストが一番女性を馬鹿にしてるんですよね。
ナメんなよと。
そもそも社会は原始時代から「男社会」だったんですから、社会で活躍、なんていう「男性の基準」で女性の価値を評価しようなんていうのがズレてるんです。
管理職が少ない? 働きたい女性は働くだけだし、起業したい女性は起業します。
議員が少ない? まず立候補が少ないでしょうが。文句言う前にあなたが立候補しなさい。有権者は半分女性なんだからなんとでもなるでしょうが。
結果的に女性の要職者が少ないのは、希望者が少ないというそもそもの話に帰結します。候補にも立たない癖に無関係な者が外野から愚痴るだけって、それで女性代表面するんでしょう? 品格下がりますよ。女性って面倒臭いなと余計思われますよ。
そもそも女性は弱くないです。筋力とか体力とか、「男性の基準」を持ち出して弱い弱いって、そりゃあんた、男性が有利な分野持ち出したらそうだろうよ。
なんで「男性の基準」で劣ってるからって、女性は下だと決め付けて騒いでいるのでしょう。
馬に走行速度で負けたとして、差別だ是正せよだと騒ぎますか?
「女性としての強さ」ってなんですか?
「強い女性」ってどういうことを言うのですか?
さて、男性が大嫌いで全ての男性を性犯罪者扱いして、男性の居ない世界を望むフェミニストはTwitterに多く居るようです。
そんな世界を描いてみました。
地獄でした。
おしまい。
そんな第1章でした。
エルルはこれから、「男性の基準」がものを言う世界に身を投じます。何故なら、それが彼女の求めたものだったから。焦がれてしまったから。誰にも止められません。
不屈の冒険譚が始まります。彼女は常に不利。不遇。苦境。そしてそれは不幸によるものではなく、当たり前で当然な「逆境」。
どうか見守ってくださると幸いです。
それでは、また。