【あらすじ】
高校1年の一学期が終了してまだ間もない七月の終わり。
海外に単身赴任している父親から電話で従妹の訃報を知らされた。
父親の代わりに葬儀に参加するため翌日の朝、数年ぶりに亡き母の田舎の町へと向かう。
【登場人物】
『曳馬万里(ひくまばんり)』
本作の主人公で高校1年生の16歳。
身長172cm体重55kgで帰宅部。
勉強はあまり出来る方ではないが真面目で几帳面な性格。
6年前に病気で母を亡くし、父はアルゼンチンに単身赴任中で一人暮らしをしている。
『勾坂千尋(こうさかちひろ)』
本作のヒロイン。物語開始時点で既に故人。
万里の母方の従妹で2学年下の14歳の少女。
身長147cmで体重38kg。
長い黒髪をハーフアップにした美少女。
万里とはいとこ同志だが十年近く会っていなかった。
『佐久間理亜(さくまりあ)』
本作のヒロイン。
万里の家の隣に住んでいる同学年の15歳の幼馴染。
身長156cm体重42kg(自称)
背中の中ほどまであるロングヘアーで釣り眉タレ目。
陸上部。
誰もが羨む豊乳の持ち主。
『曳馬正隆(ひくままさたか)』
万里の父。
大手自動車部品メーカーのエンジニアで出張が多く、今はアルゼンチンに単身赴任中。
妻を亡くしてから家事全般をこなせるようになった良き父親。
『曳馬百合子(ひくまゆりこ)』
万里の母で故人。
今から6年前、万里が小学4年生の頃に他界した。
『勾坂伸子(こうさかのぶこ)』
百合子の母で万里の祖母。
9年前に祖父が亡くなってからひとりで田舎の家で暮らしている。
『勾坂正(こうさかただし)』
万里の叔父で千尋の父親。
十数年前に離婚を経験しており、千尋は再婚相手の連れ子だが実の子のように可愛がっていた。
万里のことも息子のように思ってくれているらしい。
『勾坂恵美(こうさかえみ)』
正の再婚相手で千尋の母親。
二十代後半のような幼い顔立ち。
前夫とは死別して正と再婚した。