ご覧いただきありがとうございます。
やっと新作が出来上がりました。後は皆様の反応を見ながらラストを改編しようかなと思っております。
今回、初めて10万字を超えました。自分でも驚いております。
ですが大変充実した時間を過ごし、楽しく?書かせてもらいました。
長丁場になりますので、ゆっくりお読みいただければと思います。
この作品なんですが、大変恋愛色が強めになってしまいました。
当初はそんなつもりはなく「生と死」について書きたいと思ったんですが、終わってみれば何故か恋愛物になってしまい、ジャンルの変更も考えております。
あらすじにも書きましたが、この作品について下調べはほとんどしていません。ですので、ネットでの情報や、他の先生方の作品と異なる箇所があるかと思いますが、そこはご理解いただけますようお願いいたします。
そしてこの作品に出て来る場所や、出来事などはモデルや伝聞であるものが多いです。
これから出て来る花街には、モデルとした地があります。
ユキが幼少の頃に経験したことも、親戚などから伝え聞いた話を元にしています。
時代設計を江戸~明治初期の頃を思い描き書かせてもらいました。
若い方にとって明治とは遠い存在でしょうが、私は祖父が明治生まれ、祖母が大正生まれでしたので、実家にはその頃の品がまだありましたし、それほど遠い存在ではありません。
ユキの生まれた里も想像しにくいかもしれませんが、私が子供の頃にはまだ従兄弟の家などは、このように行商人が来て買い物をしていました。
交通の便が良くない地域の人達にとって、買い物に行くのは至難の業だったのです。
我が家はそれに比べれば都会?で、電車もバスも通っていましたし、商店街もあったので買い物に困ることはありませんでした。
それでも私が小学生に上がる頃までは、富山の薬売りが電車に乗り行商に来ていました。それこそユキの家に来たように、大きな箱を風呂敷に包みそれを背中に背負って家々を回って歩きます。
子供のいる家には風船をお土産において行ってくれるので、私はいつも明るい色の風船を選ばせてもらっていたのを覚えています。
こんな風に時代背景を想像して読んでもらえたら面白いのではないかと思います。
大変暗いお話しではありますが、よろしければ最後までお付きあいください。
よろしくお願いたします。
皆様のご多幸をお祈りしております。ありがとうございました。