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かりかりと蟷螂蜂のかほを食む

・タイトルは、山口誓子の俳句。蟷螂はとうろうとよむ。かまきりのこと。大正15年の作。
 何だか、好きなんだよね、この俳句。写実を越えた何かがある。


・きのう、タイトルにサザンオールスターズの『マンピーのG☆SPOT』のフレーズを書いたら、読んだ方から、なつかしいというコメントをいただいた。
 ははは、なにをおっしゃる、うさぎさん。そんなに古くない曲でしょう?
 そう思い、調べたところ、1995年の作品。さ、30年前……。
 サザンのデビューは1978年。去年、45周年……。
 吾輩も年を取るわけである。
 みんな知っていると思って、『マンピーのG☆SPOT』のフレーズを使ったけれど、読んでいる方の中で若い人はなんのこっちゃだったのか(若い人で、読んでいる人がいるのか? この近況ノート)。

 『マンピーのG☆SPOT』という、なかなか刺激的なタイトルの曲だが、楽曲として優れている人気作である。北野武が好きな歌でもある。
 意外に、B面の『メリージェーンと琢磨仁』もよい。

 そうか。B面が若い人にはわからないか。
 むかしは、シングルCDというのがあって、2、3曲入って、千円ぐらいで売っていたのよ。細長いパッケージで。

 『マンピーのG☆SPOT』と、『シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA』『エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』を合わせて、「エロス3部作」と呼ぶらしい。
 三曲とも名曲だが、わたしは、エロティカ・セブンがいちばん好きだ。黒い悪魔がやって来て♪
 エロティカ・セブンを聞くと、同時期にリリースされた(はずの)、松任谷由実の『真夏の夜の夢』と井上陽水の『Make-Up Shadow』を連想する。

 なお、『マンピーのG☆SPOT』は北京語でカバーされているとのこと。いろいろと大丈夫だったのかな。

 しかし、30年前か。きのうのやりとりで、何もかも皆懐かしい、私も老いた、もう年だなとしみじみ思った次第。時間の過ぎるのが早いぜ。
 そういえば、『マンピーのG☆SPOT』は親に買って来てもらったのだが、買うのが恥ずかしかったと言っていた。まあ、わからんでもない。


・あいまいなものをあいまいなままにする勇気をもちたい。


・コメント欄でちょっと話し合ったけど、カクヨムはシステム的に、褒め合うことを前提にしたコミュニケーション・ツールを構築しているように思う。
 私はそれでよいと思うし、カクヨムの書き手に対して、批判的なことを書くのは基本的に避けている。
 運営に対してごちゃごちゃ言うこともあるけれど、前提としては、嫌ならほかのサイトに行くべきだと思っている。悪口でしかないレビューを書いている人とか(何なんでしょうね、ああいう人たち)。
 ソクラテスは政敵から、そんなに文句を言うのならば、慣習に従わないのならば、アテナイから出ていってくれと言われていたが(身内からも出国を勧められていた)、出ていかずに、アテナイの法に従って、ドクニンジンを飲んで死んだ。
 カクヨムの仕様が気に入らないのならば、出ていくべきだと思う、基本的には。強制されたわけではなく、自分の意思でアカウントをつくったのだからね。
 でも、やはり、速読でBANされるのは納得がいかない。感情の問題。


 ではでは。あしたへの英気を養う午後にしてください。

2件のコメント

  • 今回も愉しく読みました。

    星爆というのが星の付け合いだけするのを指すのであれば、レビュー本文なしで星を付けた場合に、受け取り側に送ったのが誰なのかを知らせなければよいのではないでしょうか?

    そんな単純なことではないのですかね。いま、思っただけです、すみません。
  • ・森下さん

    こんにちは。いつもありがとうございます。
    飼っているうさぎが逃げ出しましてね、今までたいへんでした。ふう。

    星の件。なろうではそうなっていたような。
    カクヨムは性善説で、コミュニケーションのきっかけづくりのために、だれが送ったかわかるようにしているのかもしれません。それがきっかけで生まれる交流もありますからね。
    でも、抱えているデメリットも大きい。一長一短ですね。まあ、なにごともそうなんですけどね。

    ではでは〜。
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