青重　忍

　菅原 拓光（すがわら たくみ）は大学一年生。 　相変わらず体質に振り回される日々を送っていた。 　大量の汗がかけない。異性と密室で長時間いられない。 　もちろん彼女も作れない。…

　過剰な運動によって心臓を壊した作者が思い悩み、 　苦しみながらも自身の道を切り開く再生の物語。 　――二つ目の心臓が止まってから本当の試練が始まる。

　オチのあるショートショートです。 　ウケがよければ続くかも。

　高校生の青島幸人（あおしまゆきと）は石畳の道で目が覚めた。 　見たこともない風景に現実味のないアイコンやコインが現れる。 　ゲームのような世界に戸惑いながらも前進を続けた。 　…

　思いついた正直な気持ちを綴ります。 　何も思いつかなければひっそりと消えてゆきます。 　なにかあればその時の気持ちを書きます。 　ゆるゆるとして、時にうるっとして、 　読んだ人…

　菅原健一は小学校六年生。受験を控える身もあって日々塾に通う。 　塾のテストで順位を下げたことが切っ掛けで夜の公園に立ち寄る。 　そこで自分よりも幼い女の子、春姫と出会う。何度か…

　赤い短髪の少女は商人で伝説級のお宝を求めて大陸を彷徨う。 　今日も仕入れた情報を頼りにナプラの街に訪れた。 　この地には伝説の剣があるという。引き抜けば所有も許される。 　どの…

　田村綾は現役の女子大生。アルバイトで新聞の集金を行っている。 　ある日、漫画家の家を訪れる。インターホン越しに騒動に触れた。 　仕事場の冷蔵庫にあった家主の焼きプリンを誰かが無…

　緒方光は高校最後の旅行を山籠もりに当てた。 　霊感を高めて戻ってくると川に向かう。そこには愛しい人がいた。 　幽霊ではあるが一目惚れした。光は初めての会話に喜び、 　能力を使っ…

　啓太は長期の入院を経て無事に退院を果たす。 　側には高性能ヒューマノイドのドロシーがいた。 　敬語は使わないが甲斐甲斐しく付き従う。 　そんな二人は草原の中のロッジで共に過ごす…

　煌びやかな街に富裕層の人々が安穏と暮らす。 　見すぼらしい少女は冷たい態度を取られながらも、 　街と共に生きる。その過程で寄り添う人物が現れ、 　街に隠された謎が徐々に紐解かれ…

十四才の少女は家に籠っていた。引き籠りではなく、 生まれつきの問題を抱えている。日中はパソコンによる、 フリースクールで勉学に励む。人の少ない夜に外へと出かけた。 魅力に溢れた…

小野寺文幸には好きな相手がいた。その女子は高校のクラスメイト。 願う力を使えば全て叶う。恋人になれる。将来、夫婦になることも。 だが、安易な方法を嫌って思い切った行動に出た。 …

木崎慶太（13）は小学五年生の時の交通事故で植物状態に陥った。 三年が経過しても回復の兆しは見えない。が、家族は諦めていない。 ほんわかした木崎冨子（41）は母親として身の回り…

植田優香里は高校一年生。 ある日、クラスに木島貴志が転校してきた。 優香里の一目惚れだった。思い切って告白すると付き合うことに。 その日から二人は可能な限り、行動を共にする。 幸…

勝負の日、主人公は奮い立つ。 細々とした吉兆を得て出掛ける。 夜、結果が出た。その後、家に二人が訪ねてきて。 主人公は世にも恐ろしい笑顔を見ることになる――。

男子校で恐れられる存在、郷田竜一。 女子校で憧れの存在として人気を集める、立花光。 両校は近いところにあるが二人に面識はない。 周囲との妙な遣り取りで話が進み、あり得ない現実が。…

「翠子さんの日常は何かおかしい」のスピンオフ作品。 時田翠子との激突で瀕死の重傷を負った玉藻前。 荒涼とした世界に帰還した部下の妖狐によって助け出された。 仮の住処を人間界に求…

炬燵が流行した。フォーマルスーツのように定着した。 どこに行くにも炬燵と一緒。快適な空間を引き連れて、 電車に乗り込み、人々は仕事場に向かう。 癒しの場として『こたつ広場』が存…

　人間界によく似た世界。時田翠子は二十一歳の会社員として日々を謳歌していた。 　無類の酒好きもあって退社後は居酒屋や自宅で一人の晩酌を楽しんだ。そのような平穏な毎日には怪異も組み…

中学二年生の正幸は引き籠もり。 無気力な生活を続けていた。 そんな彼に転機が訪れた。 コンビニに向かう深夜、少女と出会う。 ――楽しくも悲しい、小さな物語が始まる。

二十五歳の俺はパン屋でアルバイトをして生計を立てている。そのままで終わるつもりはなくて、 小説家になるために投稿サイトに作品を送り続けている。作品の出来には自信がある。 だが、成…