資料を読んでいく感覚のモキュメンタリー的なジャンルとしては、わたしの処女作です。
最初のネット小説投稿サイト時代に考えたもので、時期的に『ヘレナ・アーカイブ』に連なる作品かもしれません。
大まかな話の流れは、実はある規制への反発心から作られたものです。初めに書いたときは年代もリアルタイムだったのですが、ヒントとしては出てくる地名などをいくつか日本語に置き換えてみるとわかるかもしれません。
ただ、元ネタ的にも他の文化を蔑ろにする規制反対派を称する人たちにも反発心があったので、ああいうオチになっています。
タイトルは、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』のオマージュ。他、『バイオハザード』シリーズをはじめとするアーカイブがあるホラーゲームなどの影響もあるので、パロディ小ネタも隠れていたりします、探してみてください。