『死鎧の騎士』、昨日の夜に『第3話 アルルーナ』投稿しました。
アルルーナってなんやねーんっていうと、古代ゲルマンの神様かなんかです。私が大学の頃に自作ゲームの人形使いにあてたクラス名でAlrunesです。小さな人形の姿で祀られる女神ですね。
アミラの言う古王国というのは、近辺ではタルサリアしかありません。せっかくなので言葉も古ノルド語っぽくしてみました。そういえば『王子~』の世界の言語はどうなってたんだろうと思いますが、帝国と高地と低地で言葉が分かれてた可能性があると思います。ただ、交渉とかしてるので知識階級とかはバイリンガル、トリリンガルだったかもしれません。スワルタリアとか普通にバイリンガル多かったと思います。あでもタルサリアにはコンプリヘンションの魔術があると思うので、自動翻訳されてたかもしれませんね。
忘れないようにメモすると、だいたいこんな感じです。合ってるかは知りませんがw
"Vaki þú yfir oss!" 我らの上に目覚めよ
"Varðveit oss!" 我らを護れ
アミラは祈りと魔術的な詠唱を組み合わせて人形を操ります。たぶん、この辺はシャーマンの文化の融合なんかもあるんじゃないかなとか思ってます。何しろ『王子~』で似たようなことをしてたのはラルバですから。
あと動体詠唱と書いてますけど、『堕チタ勇者ハ甦ル』でも出てきたヴァーバルコンポ―ネント(音声構成要素)、ソマティックコンポ―ネント(身体構成要素)、マテリアルコンポーネント(触媒構成要素)のうちのソマティックに当たります。なんか手で信号送ってるとでも思ってくださいw
ブラックドッグは墓守の妖精で災いを予兆するだけで悪い妖精ではありませんが、やっぱり群れると凶悪になるってことにしてます。これってイギリスの妖精の定番で、群れになってる妖精はまず間違いなく凶悪なんですよね。妖精関係は井村君江さんの本がおススメです!
次回、『第4話 鉄塊の男』、本日夜に更新です。
お楽しみいただけますと幸いです!
『死鎧の騎士』
https://kakuyomu.jp/works/16818093088653827442