好みの異世界ファンタジーを語らせると割と面倒くさいんですけど、よく考えたら痴情の縺れ以外がテーマのファンタジーって全くと言っていいほど読んでない気がしましたw NTRモノはファンタジーとしての面白さはあまり関係ないですし。
とりあえず恋愛が主軸のファンタジーは置いといて、純粋に異世界ファンタジーとして惹かれた作品……って意外と見つけられてなかったかもしれません。
世界観が割としっかりしてるけど、だからと言って、歴史物・戦史物を読みたいわけでなく、どちらかというと異世界物の日常の延長みたいな話が読みたいのかもしれません。
世界観は割と古典的なのが好きですが、あまり史実的なのは夢がありません。古代もしくは中世の社会をベースに進歩したみたいな世界が好きです。
よくあるゲーム的な世界観はネタ的に遊ぶにはいいんですけど、その中で暮らすにはちょっと趣が無いかなとも思います。何でも魔法で解決する社会は著しく古代や中世とはかけ離れたSF社会になりそうですから、魔法はスパイス程度がいいですね。だって、ちょっとでも楽そうなものがあれば、全力で活用するのが人間ですからね!
あと以前も書いた気がしますけど、あまり異世界ファンタジーの戦闘って興味がないんですよね。どれも派手だし、鎧は着ている意味がなければ武器の形にも意味なんて無くなりますし、射程も威力も立ち位置もその時々の話の都合で変わって初代トランスフォーマーみたいなパワーバランスにしかなりませんし。
主人公が住んでいる街はどうやって水を確保しているのかとか、一年のタンパク質はどうやって確保しているのかとか、酒はどんなものがあるのかとか、季節があるなら緯度と地軸の傾きはどの程度かとか、時間感覚とか(現地人が秒とか分とか言ったらドン引きですし)、何がタブーで何がオッケーなのかとか。あくまでそういった物がある上に、派手な文化とか(アイスクリームだとか、マニキュアだとか)を乗っけられると楽しいなと思います。
主人公の知識無双とか要らないので、そういう地盤の上でイチャラブできると楽しいですよね(?)
そういうわけで、拙作『かみさまなんてことを』第二部幕間は本日完結しまして、第三部開始となります(それを言いたいがだけにこの長さ!
追記(長い
ちなみに他人様のファンタジー小説で、いちばん興味がある世界は『本好きの下剋上』のアレクサンドリアですね。あそこがどういう発展を遂げてるのかをぜひ主人公視点で見たいですね! マジで!
指輪は言語がいいんですよね。さすが言語学者です。ただ、話の時間スケールが長すぎて国がすぐ滅ぶんですよねw
ゲームだとWarcraftもいいですよね。まあ、ゲーム都合な部分も多いですけど、トロルのトライブとかめっちゃ面白いですし。