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だーけーどー、小っちゃいかーら



自分のこーと、タソって呼ーぶんだよー
おかしいな。タソちゃん。



サッちゃんの恐怖都市伝説、知ってる?

きっと誰かがふざけて4番以降の歌詞を作ったんだろうね。

公式には3番までしかない。

でも、この3番も、ちょっと悲しくなるストーリーだったりするから、なんで遠くへ行っちゃうことになったのか、誰かが4番以降で説明を始めちゃったんだね。



歌詞には作詞者の特別なメッセージが込められていて、それが詩的で深いほど、タソは感動します。

文章を創るという点ではタソも同じことしてるから、今になって昔の名曲の歌詞を思い出しては、「ああ、これはこういう意味だったのか」と、大人になって改めて感心させられることがあります。

すると、なんと薄っぺらい歌詞かと思わざるを得ない迷曲もたくさんあった事に気付かされますね。

薄っぺらい歌詞が悪いとは言いません。
メロディとリズムが爽快で、聞いていて楽しい曲もたくさんあります。

『音楽』ですからね。
音が楽しければそれでいいのです。



昨日、突然思い出して改めて聴きたくなった名曲が、
長渕剛さんの『とんぼ』でした。

この曲は、昭和のテレビドラマ『とんぼ』の主題歌で、主演も長渕さんご自身が演じる極道モノ。

当時、タソは9歳で、長渕さんは『怖い人』というイメージしかなく、とても『アーティスト』には見えませんでした。

でも、主題歌『とんぼ』は、どこか心に残るメロディで、歌詞の意味なんてわからないタソは、カッコいい曲と歌声だなあとしか思っていませんでした。

今、大人になって、自分を変えたいタソは、東京への憧れと、毎日の闇を恐れる心理が、この曲の歌詞に通じるところがあって、30年経って、ようやく長渕さんの凄さがわかりました。

調べたら、現在67歳とのことで、見た目はとてもそんな年齢には見えず、若々しく、頻繁にコンサートも開催されているようですね。



改めて名曲を聴いたタソは、「なんで『とんぼ』なんだろう」という疑問を持ちました。

歌詞のストーリーとしては、東京に憧れた男性が上京し、その人生の厳しさを歌っているのだと、タソは思いました。

サビでは、

ああ 幸せのとんぼよ 何処へ
お前は何処へ 飛んで行く
ああ 幸せのとんぼが ほら
舌を出して 笑ってら

となるのですが、なぜ『とんぼ』が突然出てきたのか、タソにはわかりませんでした。



タソは、タソなりに解釈しました。

これは『とんぼ帰り』のことであると。

友人か、または恋人か、故郷へとんぼ帰りしてしまった人がいたのか、はたまた自分が故郷へ帰りたいという思いに決別しているのか、そんなメッセージがあったのではないかと。

すると、『幸せのとんぼ』とは、故郷に留まるのが正しかったという後悔になるのですが、この主人公は、そんな厳しさにも負けず、強く生きていることを表す歌詞も見受けられました。



誰もが憧れる大都会。

しかし、『故郷』というのは、離れてみて初めてわかる安息の地であると、タソは思います。

それでも!

タソは近い将来、この地を去るでしょう。

この街が、この家が、正しかったのだと後悔したとしても、タソは止まりません。



幸せになるんだ。

絶対に。

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