やることはいっぱいあるんだ。
離婚して出ていく時のために家の私物を整理するとか、さんざん散らかした部屋を片付けるとか。
小説書くとか。読むとか。
でも、障害年金と離婚できるかできないか気になって、何も手につかない。
頭の中は、理想的なシナリオに進んだ時の夢の生活のことばかり。
こういう時はさ、頭の中を書き出すに限る。
タソの理想の離婚の形は、親権も猫の所有権も相手方で、タソが家を出ていくこと。
家と土地の所有権はタソのままなので、相手方からはローン返済額相当の家賃を取る。
ここまでは、第一回の調停で離婚の条件として提示していて、相手方も条件を飲むことに肯定的だったそうです。
ただ、ローン完済後は家賃払わなくていいですか?とか訳の分からないこと言ってたらしいから、「途中から家賃払わなくていいアパートなんて存在しません」って返しといた。
次に障害年金。
二級認定されて、過去5年分、約400万円と、月々10万円の年金が貰えたら万歳。
色々考えたんだけど、やっぱりアパート生活は、月10万円では苦しいですね。15万円貰えたら、少しは良いところに住めそうなんですけど。
なので、
クルマに住んじゃうぞ計画を実行したいと思います!!!ひゃっほーーーい!!!ドンドンパフパフドンドンパフパフ!!!
「いいぞー! タソー!」
「そうだそうだ! クルマで生活だあ!」
「トイレはコンビニ! お風呂は格安銭湯!」
楽しいなっ! 楽しいなっ!
どこへでも行けるんだ!
タソは自由になるんだよ!
東京のどこかに停まって生活したり、自然が恋しくなったら北海道に移動したり。
タソ、遊牧民になる。
お金は掛かるけど、沖縄だって行けちゃうんだ。
離島はフェリー出てないらしいけど。
そこで問題になるのが、固定資産税と自動車税の通知です。
タソは住所は今のままで出ていくので、この家に通知が来ちゃいます。
なので、
郵便が届きそうな住所は、全部私書箱に住所変更します。
私書箱サービス、たくさんあるけど、月1500円ぐらいで利用できそう。
中には、郵便物を開封して、中身をスキャンしてデータで送ってくれるところもあって、1通当たり追加料金が掛かるけど、これを利用したい。
ここ数年、タソ宛の郵便物なんて、もう行ってないハローワークと、健康診断、生命保険ぐらいです。
固定資産税と自動車税さえ転送できれば、何も困らない。
次、クルマをどうするか。
今のセダンでは、とても寝泊まりはできません。
睡眠は重要なので、足を伸ばしてちゃんと寝られるクルマを買いたい。
ここで過去遡及分の400万の出番です。
カーセンサーで色々調べてるけど、安かろう悪かろうなら、97万円でアルファードが買えるようです。
やっぱり200万か300万ぐらいは残しておきたい。
でもでも、寝心地のよさそうなベッドキットを搭載したバンが、270万で手に入ります。
日産のNVシリーズっていう、ハイエースみたいなクルマで、後部座席が綺麗にフラットにできる改造仕様です。
走行距離も年式も納得の程度良い状態。
うーん、270万かあ。
残金が心もとないなあ。
過去遡及、間違って800万ぐらい貰えないかなあ。
そんなこんな考えていながら、今日は病院近くの格安アパートを現地確認して来ました。
そっちの現実的な選択も、決してないがしろにしているわけではありません。
月3万2千円、1K、風呂トイレ別、エアコン、ウォシュレット、追い焚き機能付き。なんとペット可。
こんな優良物件ないと思って、写真ではわかりにくかった洗濯機置き場を確認しに、今日、不動産屋さんに部屋を見せて貰いました。
安い理由その1。
建物が古い。建築19年。
安い理由その2。
周囲が雑草だらけ。水はけ悪く、水たまりだらけ。
安い理由その3。
色々と狭い。部屋も6畳ないぐらいで、トイレも風呂も狭かった。
タソは窮屈なのがダメです。
風呂トイレ別も、ウォシュレットも、追い焚き機能も譲れない。
理想的な物件に住みたかったら、月々5万円か6万円は必要なことがわかりました。
やっぱりクルマ生活かなあ。
クルマも窮屈ですが、「外に出ている」感があるので、クルマの中で寝るのは苦になりません。
何より、月10万円を、全て生活費に充てることができるのがデカい。
水光熱費に相当するガソリン代も、月2万円と考えれば妥当なところ。
残り8万円で、お風呂に入ったり、綺麗な服を買ったり、美味しいもの食べたり。
風のように好きな場所へ行って、また病院に帰ってくるんだ。
病院からは離れられません。
どこか遠いところに移住するなら、転院も考えましたが、やっぱり田村先生がいい。
クルマ生活が始まっても、しばらくはあの病院から離れられないと思います。
いつか、定住できる場所が見つかったら、犬と猫を1匹ずつ飼うのが夢なんだ。
ゴールデンレトリバーと、アビシニアン。
3人で散歩して、お腹が空いたらゴハン食べて、眠くなったら寝る。
時々、そんな未来が見えるんだ。