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自主企画の進捗について

ガヤガヤ、ガヤガヤ
プルルルル、プルルルル
ドタバタ、ガシャン!

「きゃ! すみません!」
「すまない。こっちもよそ見をしていた」

タソの脳内は、オフィスラブが始まりそうなぐらいには「読む」「書く」がてんやわんやだった。

「部長! 最新話の執筆が完全に止まりました!」
「くっ! 読むのを後回しにできんのか!?」
「無理です! 続々と参加者が増えています!」

3話までとは言ったものの、たくさん応援してくれた方の作品を読まないわけにはいかない。

「斜め読みだ! なんとなく世界観がわかる程度に飛ばして読め!」
「部長! アンタなんて事言うんだ! それで読んだと言えるのかよ!?」

そこへ黒いローブを纏った男が現れた。
オフィスの脳内タソ達は、異様な雰囲気に手足を止めて男に注目した。

「誰だ? アンタ」
「俺のことはどうでもいい。よく見ろお前達」

男が空中を指さすと、そこに半透明のモニターが出現した。


そこには、


ポテチを食いながらアニメを見るタソ本体の姿が映し出されていた。


「な!? なんだこれは! こんな行動ログになかったぞ!」
「偽装だ。奴は真面目に読んでいるフリをしながら、どうでもいい近況ノートを執筆したり、アニメを見て時間を浪費している」
「くっ! 今すぐ警備を強化しろ! 本体に好き勝手させるな!」

すると、タソは何故か早く近況ノートを完結させて、次の作品を読まなければいけない衝動にかられた。

「はあーーーん、読むのつかりたのーーー、休みたいのーーー」

つづく

2件のコメント

  • いや、これマジわかります!
    でも、先生の作品は面白いのでスムーズに読めちゃいますよ(^-^)
    家の仕事が忙しくて、これから飯なのでまた深夜にでも伺いますね!
  • 〉双剣使いさま

    コメントありがとうございます!
    ちょっと息抜きです。うふふ。
    「面白い」と言っていただけるのはとても嬉しいです。
    ありがとうございます。
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