小説内では書きおおせてないことを推敲なしでだらだら書いていこう第九回。
本編の補足というよりも、別に明かしてなくてもいい内容とネタバレがメインになると思うので、先入観なしで本編を読みたいかたはスルーしてくださいませ。
【第三章・イルク&エリスの帰郷】
イルクとエリス、そしてヒューイとシャーリがレオングラードに帰還するまでの道をいちいち書いた理由について。
せっかくノアの魔法で一瞬で帰れるところリオに妨害されちゃったので仕方なく……もあるけど、イルクと進んだ、その前は独りで、さらにその前はミレアと始めたリオの旅をさかのぼっていって、彼の孤独と、ミレアには愛されていたことをしっかり書いておきたかった。なおしっかり書けてるかはわからない。
道程自体は第一章とミレア外伝と逆向きなだけなのでさほど重要ではないけど、唯一重要なのはヘイムの食事処のおばちゃんがちゃんと正気で生きていること。リオに関わった者全てが死んだり狂ったりするわけではないって事実を置いておきました。
長い帰郷の旅だったけどそれくらいしか余談がないので以下は別の視点からの話。
プロットを作ったとき何個かIFのルートを考えてその中から正規ルートを選んだのですが、もしノアにバシルーラされてイルクたち四人が一瞬でレオングラードに戻っていたら、の場合も考えていました。
もちろんレオングラード先王は全員を匿ってくれるでしょうが、リオは正体がバレた状態で敵地で勇者一味に囲まれてることに錯乱して、イルクもアルマもまだリオから信用を得てないからなだめることができず、エリスはリオを危険視するし、でとてもまともに匿える状態にはならないはず。
この状況でリオがラヴェーダの力を借りて暴れたらイルクも勇者パワーが刺激されてふつーに殺し合いになって、トドメがイルクだろうがエリスだろうが、アルマも「闇の地で闇の神を殺すな」とは言わないだろうし、レディも助けに現れないし、でリオは中のラヴェーダごと死んでたでしょうねきっと。
そうなったら闇の中心地で光の神の力とヒト最強の魔力を持つ女帝に操り人形が爆誕して、さてどうなるかしら、うふふ。……うん、リオにはなんとかノアを妨害してもらわないと!となりました。
よかったよかった。
今回の最後のまとめです。
『このままなんとか沢山のルート分岐を上手く選んでトゥルーエンドにたどりつければいいね!』
ルート分岐があるのは元はこの話、ゲームシナリオのつもりで作ってたからなんだよなあ。あのキャラとあのキャラの好感度が高ければこのルート、低ければこのルート、とか。もう詳細設定忘れちゃったけど。